📍『やり遂げた!』共感をネイティブに英語通訳!句動詞の違い音声付きで分かり易く解説(get through/pull through)

共感力@句動詞

 本ブログではインバウンド(訪日外国人)ビジネスだけでなく企業接待や留学生対応で英語案内が必要ながら多忙で情報収集に中々時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報をわかりやすく解説していますが、本編は『移動中(車、列車)や食事中の会話ネタ』編の《ネイティブ共感表現》シリーズです。

 今回はネイティブが日常的に使っている句動詞(phrasal verb)で、「頑張る」時に使う.”get through”と”pull through”について解説します。👉本編の派生ブログとして、本編の英語説明例文の《演習用音声ツール》がありますので、ご興味と必要に合わせてリンクよりお気軽にお試しください。

句動詞を使いこなすメリット

ご存知の通り、句動詞を使いこなす主なメリットは下記の通りです。

  • 一般動詞の使い分け、今回の場合は「乗り越える、克服する」の主要動詞、surmount、overcome、master、get over、subdue、go、survive、endure、last、hold outの使い分けの煩わしさが省けること
  • ネイティブが幼少時から日常的に使っているので、これが使えれば心理的な距離感が狭まること
  • 上記の理由から、自分の感情に紐付きやすいので、年月がたつても一旦身に付ければ年月が経っても忘れにくくすぐ使えること

使える場面

 お互い何某かの苦労、困難、苦難を耐え抜き、乗り越えたときにピッタリハマる表現ですので、お相手のお話に対し、自分や知人の経験談を織り交ぜ、『やり遂げた』共感を伝えたいとき、下記例文からお気に入りのパートがあれば試してみてください。

違いは感情の「達成感」と「安堵感」

以下、いずれも「逆境を乗り越える、やり遂げる」の意味がある句動詞ですが微妙に意味が違います。

主な違いは”Get through”が「成功裏に何か成し遂げる」「困難な状況に耐える」のに対し “pull through”は「困難な状況から(本来あるべき状態に)回復する」の差異があります。

Get through=成し遂げる

“Get through”は典型的に「うまく何かをやり遂げる」の意味です。

  • I need to get through this pile of paperwork before the end of the day.
    • 今日中にこの事務処理を片付けなくちゃ
  • I don’t know how she managed to get through the loss of her husband.
    • 彼女はどうやって亡夫の喪失感を乗り越えたのかね?

Pull through=回復する

他方、 “pull through”の日常的に意味するところは「病気、ケガ等の困難な状況」から抜け出すことを意味します。

  • We were worried about her, but she managed to pull through and make a full recovery.
    • 心配だったけど、彼女はなんとか完全回復したよ。
  • I hope he can pull through this surgery and be back to his normal self soon.
    • 手術が上手くいってすぐ回復するといいけど。

違いがわかるサンプル例

 最後に2つの句動詞の微妙ながら明確な違いを理解、説明するためのサンプル文です。これで感情的に腑に落ちれば、使い分けはもう大丈夫ですね。

After a long struggle with the illness, I managed to get through it and pull through successfully, demonstrating the difference between overcoming a challenge and surviving a difficult situation.

和訳:長い闘病の末、私はなんとか病気を乗り越え、無事回復し、文字通り、課題を克服することと困難な状況を生き抜くことの違いを実証しました。

御礼🔶後書き

🔶今回も最後まで読んで頂き大変ありがとうございます。もし何かご意見やリクエストございましたらお気軽に『Help Desk』にてお声がけくださいませ。Gold🔶

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