get throughとpull throughの違いは?「やり遂げた」の英語共感表現を音声付解説

共感力@句動詞

 「辛い時期を乗り越えた」「病気から回復した」……。日本語ではどちらも「乗り越える」ですが、英語の get throughpull through には明確なニュアンスの違いがあります。この記事では、ネイティブが使い分ける「達成感」と「安堵感」の差を、音声付きの例文で分かりやすく解説します。

句動詞コアイメージニュアンス主なシーン
Get throughトンネルを通り抜ける完了・達成感事務処理、試験、辛い時期
Pull through崖から引き上げる回復・生存病気、手術、倒産危機

使える場面

 お互い何某かの苦労、困難、苦難を耐え抜き、乗り越えたときにピッタリハマる表現ですので、お相手のお話に対し、自分や知人の経験談を織り交ぜ、『やり遂げた』共感を伝えたいとき、下記例文からお気に入りのパートがあれば試してみてください。

📍例: 相手が困難を乗り越えた時、”I’m glad you pulled through.” と言えば、「(病気などから)無事でよかった」という深い安堵の共感が伝わりますよ。

違いは感情の「達成感」と「安堵感」

以下、いずれも「逆境を乗り越える、やり遂げる」の意味がある句動詞ですが微妙に意味が違います。

主な違いは”Get through”が「成功裏に何か成し遂げる」「困難な状況に耐える」のに対し “pull through”は「困難な状況から(本来あるべき状態に)回復する」の差異があります。

📍「イメージの方向性」を可視化

両者には下記の「前進」と「救出」のイメージの違いがあります。

  • Get through:トンネルを「通り抜ける」イメージ。向こう側にある「出口(完了)」を目指すエネルギー。
  • Pull through:崖っぷちから「引き上げる(Pull)」イメージ。死線や危機から安全圏へ戻るエネルギー。
前進と救出のイメージの違い 💻 Created with AI  AIで作成

Get through=成し遂げる

“Get through”は典型的に「うまく何かをやり遂げる」の意味です。

  • I need to get through this pile of paperwork before the end of the day. (今日中にこの事務処理を片付けなくちゃ。) 解説:山積みの仕事を「突破して終わらせる」ニュアンス。
  • I don’t know how she managed to get through the loss of her husband.(彼女はどうやって亡夫の喪失感を乗り越えたのかね?)

Pull through=回復する

他方、 “pull through”の日常的に意味するところは「病気、ケガ等の困難な状況」から抜け出すことを意味します。

  • We were worried about her, but she managed to pull through and make a full recovery.(心配だったけど、彼女はなんとか完全回復したよ。)
  • I hope he can pull through this surgery and be back to his normal self soon.(手術が上手くいってすぐ回復するといいけど。)

この1文でマスター!

 最後に2つの句動詞の微妙ながら明確な違いを理解、説明するためのサンプル文です。これで感情的に腑に落ちれば、使い分けはもう大丈夫ですね。

After a long struggle with the illness, I managed to get through it and pull through successfully, demonstrating the difference between overcoming a challenge and surviving a difficult situation.(長い闘病の末、私はなんとか病気を乗り越え、無事回復し、文字通り、課題を克服することと困難な状況を生き抜くことの違いを実証しました。)

用語集(Glossary)

  • loss of her husband(夫との死別)
  • full recovery(完全復活・全快)
  • managed to(なんとか〜する)

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 上記の解説文をそのまま使ったリスニング・スピーキング演習は、こちらからどうぞ。[英語で「やり遂げた」の共感表現!get throughとpull throughの違い|通訳演習【実践編】A級シリーズ]

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