本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。
今回は本編ブログ『世界遺産@白川郷わかりやすく解説』の《2.白川郷(概要)>2.1 基本情報》のA級者用(日→英の対応が必要な方)向け演習《Dツール》です。
👉ショートカット&リンクについて!①最初に音声で学習されたい方はそのままお進み下さい。➁最初に原文を確認されたい方は【原文:英日】へ。③本編ブログを参照されたい方は『白川郷わかりやすく解説』へ。④音声ツールの概要を参照されたい方は『演習ツール』まで!
2.白川郷(概要)
”About Shirakawa-go(Overview)”
2.1 基本情報
本編ブログの通り、本来説明表現ではありませんが、基本情報として使える表現もありますのでツールとしてご用意しました。
Dツール:”日⇒英”演習簡易ツール
本ブログ同様、全10文は前半パート(1-5)と後半パート(6-10)の2ファイル構成になっています。また日本語だけ演習向けに(不自然にならない範囲で日英の語順を合わせる様に)編集しています。
D1:日英確認用:『日本語』”英語”対訳
👉文単位で日本語の後に英訳が續きますので、内容の確認ができます。
D2:口頭即訳用:『日本語』のみ(ポーズ間に英訳)
👉各日本語文の後はポーズになっていますので、その間に英訳できます。
D3:リピーティング用:”英語”のみ(ポーズ無し)
👉英語音声のみが(ポーズなく)続きますので復唱ができます。
D4:内容チェック用:”英語”のみ(低速版:or同通演習用)
👉英語音声(ポーズなし)を低速版で復唱or同時通訳の演習ができます。速さはいつも通り、約120wpm(約85%低速版)です。
【原文:日英】
《日本語》
- それは小さな農村で約百件の家が約1キロに渡り山間の川沿いの三日月形の狭い盆地に散在しています。
- この魅力的な村は雪深いことで知られる山岳地帯にあり、独特の合掌造りの家屋で有名です。
- 家々の特徴は急勾配の茅葺き屋根で豪雪に耐えられるように設計されています。
- これらの伝統的家屋は17世紀までさかのぼり、何世紀にもわたって厳しい冬に耐えてきた結果、驚くほど効率的で合理的なデザインになりました。
- 白川郷は、近隣の五箇山村とともにユネスコの世界遺産に登録され、村の風光明媚な環境と伝統的な生活様式を見せてくれます。
- 約三十年前に世界遺産になって以来、この村には国内外含めて年間約200万の観光客が押し寄せます。
- 合掌造りの家々がその正面を同じ方向に向けて建ち並ぶ光景は、まるで家々が生きていて、こちらを見下ろしているように感じられるかもしれません。
- 合掌造りの建物は他地区にもありますが、ここの人々が今も数百年前の環境のまま実生活していて、そのサステナビリティも高く評価されています。
- それは、小さな地方自治体の代表的な成功事例で、見事に転換を果たしたのが、嘗て生活の糧であった養蚕業依存から、盛況となった観光ビジネスモデルなのです。
- 四季の花、紅葉、雪の色彩の変化、そして夜のライトアップは静かな自然のプロジェクションマッピングとして楽しめます。
《英訳》
- It is a small farming village with about one hundred houses scattered over a one-kilometer stretch in a narrow crescent-shaped basin along a mountain river.
- This charming village is nestled in a mountainous region known for heavy snowfall and is renowned for its unique gassho-zukuri houses
- The houses feature steeply pitched thatched roofs designed to withstand heavy snowfall.
- These traditional houses date back to the 17th century, and centuries of enduring harsh winters have led to their remarkably efficient and rational design
- Shirakawa-go, along with the nearby village of Gokayama, is registered as a UNESCO World Heritage site, showcasing its picturesque setting and traditional way of life.
- Since becoming a World Heritage site about 30 years ago, the small village has attracted around 2 million tourists annually, both from domestic and overseas.
- With the view of a cluster of gassho-zukuri houses, all aligned with their fronts facing the same direction, you might feel as if they were alive, looking down on you.
- Although there are gassho-zukuri houses in other areas, the people here continue to live in an environment that has remained unchanged for hundreds of years, with sustainability being highly valued.
- It’s a representative success story of a small local government that has successfully transformed itself from relying on former financial sources, such as the sericulture industry, to a thriving tourism business model.
- The changing colors of seasonal flowers, autumn leaves, and snow, along with nighttime illuminations, can be enjoyed as a tranquil form of nature’s projection mapping.
《Glossaries:用語集》
三日月型の盆地☛a crescent-shaped basin!急こう配の屋根☛steeply pitched thatched roofs !風光明媚な環境☛picturesque setting!正面で並んで☛aligned with their fronts!同じ方向を向いて☛facing the same direction!サステナビリティが高く評価されて☛with sustainability being highly valued!代表的成功物語(事例)☛a representative success story
【補足】口頭用簡略英文
本編の口頭説明用の簡略英文を置きました。長々と説明された日本語を手短に通訳することは現場でよくありますので、D2(日→英)演習用に必要に合わせてご参照ください。ここでは英語音声(米国女性話者×1ファイル)だけ末尾に置いています。
- This is a small farming village with about 100 houses spread over 1 km along a mountain river.
- The village is known for its heavy snow and unique gassho-zukuri houses.
- The steeply pitched thatched roofs are designed to withstand heavy snowfall.
- These traditional houses date back to the 17th century and were efficiently designed to endure harsh winters.
- Shirakawa-go, along with Gokayama, is a UNESCO World Heritage site where locals still live.
- Since becoming a World Heritage site, the village now attracts 2 million tourists annually.
- The aligned gassho-zukuri houses feel almost alive, as if watching over you.
- Though gassho-zukuri houses are found elsewhere, this village preserves its centuries-old lifestyle and values sustainability.
- The village transitioned from sericulture to tourism, becoming a success story.
- Visitors can enjoy seasonal changes, autumn leaves, snow, and nighttime illuminations like nature’s art.
《日本語》
- 山間の川沿い1kmに100軒ほどの家が点在する小さな農村です。
- 豪雪地帯として知られ、合掌造りの家屋が特徴的です。
- 急勾配の茅葺き屋根は豪雪に耐えられるように設計されています。
- これらの伝統的な家屋は17世紀に遡り、厳しい冬に耐えられるよう効率的に設計されています。
- 白川郷は五箇山とともにユネスコの世界遺産に登録されており、地元の人々が今も暮らしています。
- 世界遺産登録後、白川郷には年間200万人の観光客が訪れます。
- 一直線に並ぶ合掌造りの家々は、まるで生きていて、見降ろされてるようです。
- 合掌造りの家屋は他でも見られますが、この集落は何世紀も前の生活様式を守り、持続可能性を大切にしています。
- 村は養蚕から観光へと移行し、サクセスストーリーとなりました。
- 季節の移り変わり、紅葉、雪、夜のイルミネーションなど、自然の芸術を楽しむことができます。
御礼&後書き
お忙しい中、今回も最後までご覧いただき大変ありがとうございました。今回テーマ含め今後も定期的にブラッシュアップして参りますので、引き続きご参照のほど宜しくお願い致します。🔶Gold🔶v.4b.4c.1c