兼六園・琴柱灯篭の英語ガイド術|「日本一有名な灯籠」を簡単に伝える例文

兼六園

 本ブログではインバウンド(訪日外国人)ビジネスだけでなく企業接待や留学生対応で英語案内が必要ながら、多忙で情報収集に中々時間をかけられない方々の為に、すぐに使える情報をわかりやすく解説しています。

 このシリーズではインバウンドを兼六園にご案内する際に、目の前の風景に視線を奪われているインバウンドが素直に感じるであろう疑問を想定して、よりわかりやすい簡単表現を目指してご紹介しています。もし今回の琴柱灯篭表現に関する背景を確認されたい場合は、本編ブログ『石灯籠・雪吊りを英語で案内|金沢・兼六園で笑いも取れる通訳ガイド解説術』を読むへ。(目次から❸琴柱灯篭をご参照ください。)また、別ブログにここでの表現の《演習ツール》をご用意していますのでご興味ございましたらリンクよりお試しください。

3:琴柱灯篭(ことじとうろう) 

一目見て素直に’これは何?’と思われる多くのインバウンドを想定して、本編ブログからの表現もありますが、下記にオススメ例ご紹介します。今回テーマではインバウンドの自然な疑問を中断させる「琴」の例え話は使っていません。いつも通り、日本語で言えないことは英語でも言えませんので、日英の順番です。また、雑踏の中で歩きながらでも理解できる、よりシンブルな表現を目指すのもいつも通りです。

人の気配のない初秋夕刻の琴柱灯篭ですが、予備知識のないインバウンドには一体どう見えているのでしょう?

【現場対応】ゲストの反応別・琴柱灯篭のガイド戦略

今回の各例文の全体チェックにご利用ください。

ゲストの反応ガイドの切り口伝えるべきポイント
「なぜ並んでるの?」文化的アイコン日本人にとっての「金沢に来た証拠」。富士山と同じ価値。
「意外と小さいね…」ユーモアと親近感「人魚姫」と同じ。小ささに宿る美(ミニマリズム)。
「この溝は何?」歴史・技術(逆サイホン)17世紀のハイテク遺構。お城を守った生命線。
「なぜここに灯籠?」絵画的構図日本人が好む「借景」と「水面の反射」の美。

雪見灯籠を見ながら

日本人であればその良さもすぐ共有てきる、この有名スポットも、インバウンド(勿論個人差はありますが)には中々手強いのです。

そもそも何?(What?)

👉初めて見る風景と見慣れぬ石の塔、これが何だと言うの?と顔に出ていた場合の無難なコメント例として。

  • これは雪見灯籠という日本の伝統的な外灯で、隣の池の水面を照らすために建てられました。
    • This is a traditional Japanese outside light called a yukimi-doro (snow-viewing lantern), which was designed to illuminate the surface of the water in the adjacent pond.
  • 兼六園のシンボルとして、国内では有名な写真撮影定番スポットです。
    • As a symbol of Kenrokuen Garden, it is a well-known photography spot in Japan.

それが何か?(Why)

👉多くのインバウンドは何故?気質なので、そして日本人の考え方にとても関心が高いので、日本人の特質を使う説明例として。

  • 多くの日本人はこのスポットの様に美しい背景にシンプルな構造物の絵画的構図が好きなのです。
    • Many Japanese appreciate picturesque compositions with simple objects set against such a beautiful background, just like this spot.
  • この琴柱灯篭の絵のような風景は富士山と並ぶほど日本人好みのものなのです。
    • This picturesque simple style like this spot is something that Japanese people appreciate as much as they do Mount Fuji.
  • 多くの外国人が富士山を見て日本を連想する様に多くの日本人は、この石灯籠を見て金沢を連想するのです。
    • Just as many foreigners associate Mt. Fuji with Japan, many Japanese associate this stone lantern with Kanazawa.

記念写真の行列を見ながら

インバウンドに限らず、人がやたらとたむろしていると気になって人に質問しますが、この光景を前にしたシチュエーションでの対応例です。

そもそも何?(What?)

👉順番になって写真を撮るなんて信じられない、って表情した場合の対応例として。

  • 先程お伝えした通り、この灯籠スポットは金沢のシンボルなので、多くの方がここで写真を取ります。
    • As I mentioned earlier, this lantern spot is a symbol of Kanazawa, so many people take pictures here.
  • その写真は金沢に来た証拠になりますが、デンマークの人魚姫と同様、思ったより小さくてがっかりする人もいるようです。
    • Its photo is proof that people came to Kanazawa, but like the Danish mermaid, some are disappointed that it is smaller than they expected.

水道の遺構を見ながら

インバウンドは珍しいもの(日本人には平凡退屈なものでも)を目にすると、やたら質問しますが、この遺構も要注意てすね。場合によっては虹橋(インバウンドには唯の石橋)なんかよりてす。

そもそも何?(What?)

👉話せば長くなるし、でも短く正確に伝えることも難しい。でも、そもそもインバウンドは勉強でなく観光見物に来ているので、なんとなく納得させればよい、そんな試みです。

  • これは、この庭園の水を領主が住む隣の金沢城に送水した水溜の跡です。
    • This is the remain of the water reservoirs that delivered water from this garden to the neighboring Kanazawa Castle, where the lords resided.

それが何か?(Why?)

  • 水はここから金沢城へ当時最先端(逆サイホン)技術を使って送水されたのでとても重要な場所だったのです。
    • It was a very important place because water was delivered to Kanazawa Castle from here using the most advanced reverse siphon technology of the time.

御礼&後書き

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