A級英語習得:白川郷❽屋根裏建築➀笑いネタ@先端尖らし圧力分散!駒尻の免震構造は通訳ガイドの味方?

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本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。

今回は本編ブログ『世界遺産@白川郷わかりやすく解説』の《8 合掌造り屋根裏(建築空間)>8.3 インバウンドの視点:笑いも取れるかも?Q1 なぜ、この屋根の柱の先は尖っていてクサビで留めてあるんですか?》のA級者用(日→英の対応が必要な方)向け演習《Dツール》です。

👉ショートカット&リンクについて!①最初に音声で学習されたい方はそのままお進み下さい。➁最初に原文を確認されたい方は【原文:英日】へ。③本編ブログを参照されたい方は『白川郷わかりやすく解説』へ。④音声ツールの概要を参照されたい方は『演習ツール』まで!

8 合掌造り屋根裏(建築空間)

“Gassho-zukuri Attic (As architectural space)”

8.3 インバウンドの視点:笑いも取れるかも?

Q1 なぜ、この屋根の柱の先は尖っていてクサビで留めてあるんですか?

“Why are these roof pillars pointed and wedged?”

Dツール:”日⇒英”演習簡易ツール

本ブログ同様、全14文は前半の真面目パート(1-8)と後半のおふざけパート(9-14)の2ファイル構成になっています。また日本語だけ演習向けに(不自然にならない範囲で日英の語順を合わせる様に)編集しています。 

D1:日英確認用:『日本語』”英語”対訳

👉文単位で日本語の後に英訳が續きますので、内容の確認ができます。

前半:真面目パート(1-7):日本語女性話者+オーストラリア女性話者
後半:おふざけパート(7-14):日本語男性話者+インド男性話者

D2:口頭即訳用:『日本語』のみ(ポーズ間に英訳)

👉各日本語文の後はポーズになっていますので、その間に英訳できます。

前半:真面目パート(1-7):日本語女性話者+無音
後半:おふざけパート(7-14):日本語男性話者+無音

D3:リピーティング用:”英語”のみ(ポーズ無し)

👉英語音声のみが(ポーズなく)続きますので復唱ができます。

前半:真面目パート(1-7):オーストラリア女性話者:通常速度版
後半:おふざけパート(7-14):インド男性話者:通常速度版

D4:内容チェック用:”英語”のみ(低速版:or同通演習用)

前半:真面目パート(1-7):オーストラリア女性話者:85%低速版
後半:おふざけパート(7-14):インド男性話者:85%低速版

 【原文:日英】

《日本語》

  1. これは駒尻(こまじり)技法といって、合掌造りのメインの屋根柱の先端部分のことなんですよ。
  2. ご覧の通り、柱の先端は尖っていて、それが下の太い梁(はり)の丸い溝に『乗っかって』います。
  3. この尖った先端はすごい工夫で、建物が受ける地震や強い風、そして重い雪の圧力を受けて分散するんです。
  4. 先端は完全に固定されているわけではなく、クサビのように見える木片でわずかに留められているだけなんです。
  5. これは、その先端が限られた範囲内で自由に動き、揺れや力を上手くいなすことができるようにするためなんです。
  6. こうすることで、屋根全体にかかる圧力が、特定の場所に集中して建物が壊れてしまうのを防ぎ、屋根本体も、その下の居住空間も、自然の力によるダメージから守られているわけです。
  7. これはまさに、昔の人々が編み出した知恵で、現代の免震構造に見られるものなんですよ。
  8. もしかしたら、この構造は、私たちの生活で起きる問題への対応の仕方に応用できるかもしれませんよ、特に仕事でね。
  9. 例えば、屋根の上の部分はゲストのお客様、下の家の構造は私、現地のガイドだとしましょうか。
  10. もし私が、ゲストから、この柱の先端のような鋭い叱責を、私の至らなさから受けたとしたら、私は何の言い訳も反論もしません。
  11. その代わり、そっと体を震わせながらゲストの怒りが収まるのを辛抱強く待つんです。
  12. 人間はどんなに怒っていても、そんなに長く怒り続けることはできませんから、そのうち緊張も解けますよね。
  13. これは地震をいなす『免震構造』ならぬ、『責任回避構造』と言えるかもしれませんね!
  14. まあ、どんな叱責にも反応しないという発想なので、文字通り『無責任構造』と呼んでもいいかもしれませんが。

《英語》

  1. This is called the Komajiri technique, referring to the pointed tip of the main roof pillars in a gassho-zukuri house.
  2. As you can see, it has a pointed tip that “rides” in a round slot in the thick beam below.
  3. This pointed tip is an ingenious device designed to receive and disperse the immense pressure from earthquakes, strong winds, and heavy snow that the building endures.
  4. The tip isn’t completely fixed, but is slightly held in place by a piece of wood that looks like a wedge.
  5. The purpose is to allow the tip to move freely within a limited range, effectively accommodating and dissipating the sway and force.
  6. In this way, the pressure on the roof as a whole is prevented from concentrating in certain areas and causing destruction, and both the roof itself and the living space below are protected from damage by the forces of nature.
  7. This is exactly the kind of wisdom that people in the past developed, and that can be seen in today’s seismic isolation structures.
  8. Perhaps this structure could even be applied to how we deal with problems in our own lives, especially at work.
  9. For example, let’s say the upper roof structure is the guest and the lower house structure is me, your local guide.
  10. If I receive a severe reprimand from the guest – as sharp as the tip of this pillar – due to my inadequacy, I don’t make any excuses or counterarguments.
  11. Instead, I just silently shake myself a little and wait patiently for their anger to dissipate.
  12. People can’t stay angry for long, no matter how upset they are, so the tension will eventually cease.
  13. It’s like using a ”liability isolation structure” instead of a “seismic one”!
  14. But, you could also say it’s literally an ‘irresponsible structure’ because it’s an idea that simply doesn’t respond to any reprimand.

御礼&後書き

お忙しい中、今回も最後までご覧いただき大変ありがとうございました。今回テーマ含め今後も定期的にブラッシュアップして参りますので、引き続きご参照のほど宜しくお願い致します。🔶Gold🔶R70704.v.4b.4c.1c

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