A級英語習得:白川郷❿城跡&展望台@基本10!行き方,曲輪の見所,展望台の楽しみ方

演習@飛騨他

本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。

今回は本編ブログ『世界遺産@白川郷わかりやすく解説』の《10 城跡&高台展望台>10.1 基本情報》のA級者用(日→英の対応が必要な方)向け演習《Dツール》です。

👉ショートカット&リンクについて!①最初に音声で学習されたい方はそのままお進み下さい。➁最初に原文を確認されたい方は【原文:英日】へ。③本編ブログを参照されたい方は『白川郷わかりやすく解説』へ。④音声ツールの概要を参照されたい方は『演習ツール』まで!

10 城跡&高台展望台

“Castle Ruins & Observatory”

10.1 基本情報

本編ブログの通り、本来説明表現ではありませんが、基本情報として使える表現もありますのでツールとしてご用意しました。

Dツール:”日⇒英”演習簡易ツール

本ブログ同様、全10文は前半パート(1-5)と後半パート(6-10)の2ファイル構成になっています。また日本語だけ演習向けに(不自然にならない範囲で日英の語順を合わせる様に)編集しています。 

D1:日英確認用:『日本語』”英語”対訳

👉文単位で日本語の後に英訳が續きますので、内容の確認ができます。

前半パート(1-5):日本語男性話者+米国女性話者
後半パート(6-10):日本語少女話者+米国男性話者

D2:口頭即訳用:『日本語』のみ(ポーズ間に英訳)

👉各日本語文の後はポーズになっていますので、その間に英訳できます。

前半パート(1-5):日本語男性話者+無音
後半パート(6-10):日本語少女話者+無音

D3:リピーティング用:”英語”のみ(ポーズ無し)

👉英語音声のみが(ポーズなく)続きますので復唱ができます。

前半パート(1-5):米国女性話者
後半パート(6-10):米国男性話者

D4:内容チェック用:”英語”のみ(低速版:or同通演習用)

👉英語音声(ポーズなし)を低速版で復唱or同時通訳の演習ができます。速さはいつも通り、約120wpm(約85%低速版)です。

前半パート(1-5):米国女性話者
後半パート(6-10):米国男性話者

 【原文:日英】

《日本語》

  1. 白川郷の南の高台にある城跡と展望台からは この地区全体を俯瞰して眺めることができるおすすめスポットでシャトルバスでも徒歩でも上がれます。
  2. そこから見下ろすと目に入るのは真ん中の大通りとその周りに多くの合掌造りが美しく並び妻側 すなわち 窓のある側面が全て 南北に向いていることです。
  3. この集落があるのは南北に細長い三日月形の谷で、川に沿って風が常時同じ方向に流れるため、窓からの換気が良くなるのです。
  4. 同時に南北の風はしばしばとても強風になり、被害も伴う為、面積の少ない切妻の妻側を同じ方向に向ける事で、風によるダメージを少なくしているのです。
  5. この向きにより、東から西に動く太陽の動きから日照時間すなわち採光も最大限確保でき、そこから分かるのは村全体が合理的に作り上げられたことです。
  6. 権威を誇示するために築かれた多くの日本の城とは違って、荻町城は丘の上に築かれ、急斜面の三方を天然の堀として活用し、実用的な目的のために規模を最小限に抑えていて、合掌造りに見られるのと同じ合理的な精神性を見せています。
  7. この城は最小の城のひとつで、曲輪はひとつしかありませんが、この地域の重要な移動ルートを見下ろすことができ、理想的な見通しの良いポイントとなり、近隣地区からの動きが監視でき、武士の時代の見張り番の気分がわかります。
  8. かつては2,000軒近くあった合掌造り家屋ですが、殆どがダム建設や再開発のような近代化によって失われ、100軒ほどしか残っていませんが、あたかもおとぎ話や神話の舞台の中の小人の家の様で、ここでしか見ることができません。
  9. この展望台の高台では写真撮影やお土産屋、そしてこの絶景が見下ろせるレストランで贅沢な気分が味わえ、隣の城跡ではホメロスのような詩人の静かな気分が味わえます。
  10. この見晴らしの良い場所から、見えるのが幾つかの屋根の角度の異なる家々で、反映しているのが地球温暖化や景気後退の影響、降雪量の減少や養蚕業に頼れなくなったことで、他方、地理的配置による変わらない風の流れはそのままであることです。

《英訳例》

  1. On high ground in the south of Shirakawa-go, the castle ruins and observation deck offer a recommended spot for a bird’s-eye view of the entire area, accessible by shuttle bus or on foot.
  2. Looking down from there, you can see the main street in the middle, with many gassho-zukuri houses beautifully lined up around it, their gable ends—sides with windows—all facing north-south.
  3. This village is located in a long, narrow, crescent-shaped valley running from north to south, with the wind consistently flowing along the river in the same direction, which improves window ventilation.
  4. At the same time, the north-south winds can often be so strong and damaging that the gable ends, having the least surface area, are oriented in the same direction to reduce wind damage.
  5. This orientation also maximizes sunlight and lighting from the windows due to the sun’s east-to-west movement, demonstrating that the entire village was built in a rational manner.
  6. Unlike many Japanese castles built to demonstrate authority, Ogimachi Castle was constructed on a hill, utilizing the steep slopes on three sides as natural moats and keeping its size minimal for practical purposes, showcasing the same rational mentality seen in gassho-zukuri.
  7. The castle is one of the smallest, with only a single enclosure, but it overlooks a key transportation route in the area, making it an ideal vantage point for monitoring movement from neighboring regions and evoking the feeling of a sentry in the samurai era.
  8. There used to be nearly 2,000 gassho-zukuri houses, but most were lost to modernization, including dam construction and redevelopment, leaving only about a hundred today—resembling dwarf houses from a fairy tale or mythical stages that can only be found here.
  9. On the heights of this observatory, you can enjoy the luxury feeling of photography, souvenir shops, and a restaurant overlooking this spectacular view, and the tranqil feeling of a poet like Homer at the ruins of the castle right next door.
  10. From this vantage point, you can see that some houses have different roof angles, reflecting the influence of global warming and economic downturn—less snowfall and a shift away from reliance on sericulture—while the unchanged wind flow shaped by the geographic topology remains constant.

《Glossaries!用語集》

城址 👉castle ruins! 展望台👉observation deck/observatory! 〜の鳥瞰図👉 a bird’s-eye view of 〜!妻側👉gable ends!すべて南北向き👉all facing north-south!三日月形の谷👉crescent-shaped valley!窓の風通しを良くする👉to improve window ventilation! 南北の風👉north-south winds !最小の表面積👉the least surface area!天然の堀👉natural moats! サイズを最小限に抑える👉keeping its size minimal!実際上 👉for practical purposes!絶好の見晴らしポイント👉an ideal vantage point!見張り番👉 a sentry!小人の家👉dwarf houses! おとぎ話👉a fairy tale !神話の舞台👉mythical stages!詩人の静かな気分👉tranqil feeling of a poet !地理的配置👉geographic topology!一定のままである👉to remains constant!

御礼&後書き

お忙しい中、今回も最後までご覧いただき大変ありがとうございました。今回テーマ含め今後も定期的にブラッシュアップして参りますので、引き続きご参照のほど宜しくお願い致します。🔶Gold🔶v.3b.3c.1a

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