英語で「心に沁みる・じわじわ理解する」は何と言う?sink in の意味と使い方

共感力@慣用語

 本ブログではインバウンド(訪日外国人)ビジネスだけでなく企業接待や留学生対応で英語案内が必要ながら、多忙で情報収集に中々時間をかけられない方々の為に、すぐに使える情報をわかりやすく解説しています。👉このシリーズでは簡単な英語表現を身に付けながらネイティブとの共感英語力アップを目的にしています。

 今回テーマは”sink in “です。ネイティブ日常用語には多種の「理解する」表現法がありますが、このフレーズは徐々に理解や悟りを得るニュアンスを持ち、多くの場合、感情的な衝撃を伴い自分の意識に沁み込む様に理解されていくことを意味します。似たような意味で同じくよく使われるフレーズ”dawn on someone,” “hit home,” “register,” “come to grips with,” “grasp”等は(夫々微妙な違いはありますが)瞬時の理解、直接的な理解のニュアンスがありますので、この辺りの違いを使い分けられることで共感英語力も高められます。

 但し何事も分かっていても自然に口から出る様になるまでは、定期的な練習が必要ですので、このシリーズでは最後に反復用の英語音声サンプルを置いています。色々な英語に慣れる為、各文例毎に話者(米国、英国、オーストラリア、インド等の男女話者)を変えています。速度も通常速度版と85%低速版(同時通訳速度レベルの120wpm)2種類ありますのでお好みでお試し下さい。👉反復用例文は2パターンに分けています。

【使い分け】「理解する」のニュアンス・マトリックス

“Understand” の仲間たちの「理解のスピードと深さ」を整理した比較チャートです。「sink(沈む)」という単語のイメージから、感情が浸透していくニュアンスがつかめます。

英語表現理解のスピードニュアンス相手に与える印象
Understand普通情報を客観的に把握する事務的・標準的
Hit home瞬間的グサッときた、痛感した直接的・衝撃的
Dawn onじわじわ「ああ、そうか!」と気づく発見的・ひらめき
Sink inゆっくり意識に深く染み込む、実感する情緒的・深い共感

💡 接待・ガイドのヒント: 素晴らしい絶景を見た後や、感動的な歴史秘話を話した後、ゲストが沈黙していることがあります。そんな時に、”It takes a moment for such beauty to sink in, doesn’t it?”(これほどの美しさが心に染み渡るには、少し時間がかかりますよね)と寄り添えば、最高の共感の瞬間を作れます。

💡「It takes a while for…」との相性: 例文の多くに共通する “It takes a while/moment for…” という構文は、”sink in” を使う際のゴールデン・ルールです。このセットで覚えれば完璧です。

💡ビジネスでの「浸透」: 例文(英語2)にある「新しいワークフローが浸透する」という使い方は、日本企業の現場でもよくあるシーンです。抽象的な「理解」ではなく、「組織に馴染む」という意味でも使えます。

💡音声の「K」の音の消え方: “sink” の最後の「k」の音は、次に “in” が来ることで「シンキン」と連結(リエゾン)します。英語音声の低速版で、kがどのように in と繋がって発音されているかチェックするとヒアリング力アップに繋がります。

Private Situations:

《英語1》

  1. When she received the breakup text, the shock took a while to sink in.
  2. It wasn’t until later that the consequences of his actions began to sink in.
  3. When they announced her promotion, it took a moment for the excitement to sink in.
  4. It took failing the exam for the importance of studying to finally sink in.
  5. It wasn’t until she was alone that the reality of her decision to end the relationship began to sink in.
A: 通常速度:❶英国女性❷米国男性❸オーストラリア男性❹インド男性❺米国男性
B: 85%低速度:❶英国女性❷米国男性❸オーストラリア男性❹インド男性❺米国男性

《日本語1》

  1. 別れのメールを受け取って、打撃を受け止めるには暫くかかった。
  2. 彼の行動の結果が効いてきたのは、後になってからだった。
  3. 彼女の昇進が発表されたとき、すぐ興奮が広まった。
  4. 勉強の大切さがようやく身にしみたのは、試験に失敗してからだった。
  5. 一人になって初めて、関係を終わらせるという決断の現実が身にしみた。

Professional Situations:

《英語2》

  1. The complexity of the project didn’t fully sink in until she began working on it.
  2. The market crash was sudden, and it took a while for its effects to sink in for the investors.
  3. After the restructuring, it took weeks for the new workflow to sink in for the team.
  4. It took several performance reviews for the constructive criticism to sink in.
  5. After the presentation, it took a moment for the implications of the client’s feedback to sink in for the team.
A: 通常速度:❶米国男性❷米国女性❸オーストラリア男性❹インド女性❺英国女性
B: 85%低速度:❶米国男性❷米国女性❸オーストラリア男性❹インド女性❺英国女性

《日本語2》

  1. このプロジェクトの複雑さは、彼女が作業を始めるまで完全に理解できなかった。
  2. 市場の暴落は突然であり、その影響が投資家に浸透するまでには時間がかかった。
  3. リストラ後、新しいワークフローがチームに浸透するまでには数週間を要した。
  4. 建設的な批判が身にしみるまでには、何度か業績評価を受ける必要があった。
  5. プレゼンテーションの後、クライアントのフィードバックの意味がチームに浸透するまでには時間がかかった。

御礼&後書き

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