put onとturn onの違いは?「着ける・点ける」英語を音声付解説

共感力@句動詞

 本ブログではインバウンド(訪日外国人)ビジネスだけでなく企業接待や留学生対応で英語案内が必要ながら多忙で情報収集に中々時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報をわかりやすく解説しています。

今回はネイティブが日常的に使っている句動詞(phrasal verb)で、「(何かを身に)着ける(or付ける)と「(何か電気機器を)点ける」時に使う.”put on”と”turn on”について解説します。

👉本編のインバウンド案内例文の習得用ツールがありますので、ご入用の際は『遺跡や洞窟探検で「着ける・点ける」を英語案内!put onの使い分け|通訳演習【装着表現】A級シリーズ』を読むへ。

1.使える場面

 いずれも瞬間行動の表現として、日常よく使われる表現ですが、お客様と接する場面では、「何かを身につけてほしい」時、又は「何かの電気機器をつけてほしい」時に便利な表現です。

💡 Put on vs. Turn on 使い分け比較チャート

項目Put onTurn on
コアイメージ「接触」:物理的に体にのせる「動作」:回路を繋いで機能させる
主な対象物衣類、靴、ヘルメット、メガネ電灯、カメラ、スマホ、GPS
ガイド現場の例「ヘルメットをかぶってください」「ライトを点けてください」
紛らわしい物ヘッドセット、ARメガネ、翻訳機左記デバイスの「電源」を入れる時
動作の本質装着(身にまとう)起動(スイッチを入れる)
非ネイティブへ装着の依頼にはこれ一択!電気操作にはこちらが無難

共通感情は「早く!」の行動要求

 句動詞は様々な状況で使われますが、今回の両句動詞は、相手が何某かの不便、不都合の状況にあり、それを早々に解消してスッキリさせたい時にハマる表現です。

2.Put on=(何かを身に)つけるor(何か電気機器を)つける

 でも相手から何か電気機器を手渡されて、”Put on the device!”といわれたら、身につけるのか、スイッチ・オンするのか、一瞬迷うかもしれません。何故なら”put on”には電気機器をつける時にもよく使われるからです。

👉下記、例えば観光案内で、お客様に依頼をする際の例文です。夫々5文ありますが、前者は身につける意味で誤解の余地はありませんが、後者は電気機器のスイッチ・オンの意味にもとれるので、典型的な状況次第の使用例ですね。

👉「身に着ける(or付ける)」の意味の例文。音声サンプルは米国女性(ゆっくりタイプ)1秒ポーズです。)

  1. Before we enter the archaeological site, please put on your safety helmets.
  2. For our guided hike, I recommend everyone put on comfortable walking shoes.
  3. In order to fully experience the local culture, we encourage you to put on these traditional costumes.
  4. To protect yourselves from the rain during the boat tour, please put on these waterproof jackets.
  5. As we explore the caves, please put on these special glasses for better visibility.
音声サンプル:米国女性(ゆっくりタイプ)1秒ポーズ

《日本語訳例》

  1. 遺跡に入る前に、安全ヘルメットをかぶってください。
  2. ガイド付きのハイキングでは、歩きやすい靴を履くことをお勧めします。
  3. 地元の文化を十分に体験するために、このような伝統的な衣装を着ることをお勧めします。
  4. ボートツアーでは、雨から身を守るため、防水ジャケットを着用してください。
  5. 洞窟探検の際には、視界を確保するためにこの特製メガネを装着してください。

👉「電気機器を点ける」の意味にも取れる例文。音声サンプルは米国女性(まったりタイプ)1秒ポーズです。

  1. Please put on your audio headsets so you can hear the tour commentary clearly.
  2. Don’t forget to put on the interactive screens to follow along with the virtual tour.
  3. Before we start, could you please put on the handheld translation devices?
  4. For those interested in the augmented reality experience, please put on your AR glasses.
  5. We’re about to enter the multimedia room, where you can learn more about the exhibit. Please put on the touchscreen displays.
音声サンプル:米国女性(まったりタイプ)1秒ポーズ

《日本語訳例》(装着訳。電源オンにも訳せます。)

  1. ツアーの解説が明瞭に聞こえるよう、オーディオ・ヘッドセットを装着してください。
  2. バーチャル・ツアーにお供するインタラクティブ・スクリーンもお忘れなく。
  3. ツアーを始める前に、手持ちの翻訳デバイスを装着してください。
  4. 拡張現実体験に興味のある方は、ARメガネをかけてください。
  5. これからマルチメディアルームに入ります。タッチスクリーンディスプレイを装着してください。

3.Turn on=(電気機器を)点ける

 “turn on”の「電気機器をつける」の意味では、”put on”のような誤解を招くことはありませんが、逆に「電気機器を点ける」場合の”put on”のとの違いが、新たな誤解を招くかもしれません。

👉ネイティブによっては、”turn on”は電気機器を単に動作させるとき(単純にスイッチ・オンする時)、”put on,”は特定の機器を動作させるとき(例えばテレビのニュース番組をつける時)使い分けることもありますが、地域や個人差も大きく、非ネイティブは、電気操作には,”turn on”が無難のようです。

👉お客様に電気機器操作依頼の例文(誤解がありませんね)。音声サンプルは米国女性(標準タイプ)1秒ポーズです。

  1. Please remember to turn on your phones’ flashlights for better visibility as we explore the cave.
  2. Feel free to turn on your cameras and capture the breathtaking view from this vantage point.
  3. Before we begin the audio tour, ensure you turn on your headphones to hear the historical commentary.
  4. It’s important to turn on your GPS devices so you can track your location during our nature hike.
  5. As we enter the museum, kindly turn on your audio guides to learn about the exhibits as we move along.
音声サンプル:米国女性(標準タイプ)1秒ポーズ

《日本語訳例》

  1. 洞窟内を探検する際は、より見やすくするため、携帯電話の懐中電灯を忘れずにオンにしてください。
  2. カメラの電源を入れて、この見晴らしの良い場所からの息をのむような景色を自由に撮影してください。
  3. オーディオツアーを始める前に、歴史的な解説を聞くためにヘッドホンをオンにしてください。
  4. 自然観察中に自分の位置を追跡できるよう、GPS機器をオンにしておくことが重要です。
  5. 博物館に入ったら、オーディオガイドをオンにして、展示物について学びながら進んでください。

4. 違いがわかるサンプル例

最後に2つの句動詞の微妙ながら明確な違いを理解、説明するためのサンプル文です。これで腑に落ちれば、使い分けはもう大丈夫ですね。音声サンプルは米国女性(標準タイプ)。

I was given a translator and tried to turn it on, but did not understand how to turn it on. When I asked for help, I was told to put it on, so I quickly put it on.

音声サンプル:米国女性(標準タイプ)

《日本語訳》翻訳機をわたされたので、電源を入れようとしたが、電源の入れ方がよくわからなかった。質問したら装着するように言われたので急いで身につけた。

5. アドバイス:迷った時どうすれば?

今回の両句について「現場でどっちを使うべきか」を瞬時に判断できるような情報です。

① 「接触」か「動作」かのイメージ比較

  • Put on:物理的に何かが体に「接触(on)」するイメージ。
  • Turn on:つまみやスイッチを「回す(turn)」ことで回路が繋がるイメージ。

② 接客・ガイド向けの「黄金の使い分けルール」

上記の「非ネイティブは電気操作には turn on が無難」は非常に役に立つ考え方です。

💡迷った時のクイックガイド

  • ヘルメット・イヤホン(形があるもの)“Please put on…” (身につけて!)
  • 懐中電灯・翻訳機(機能させるもの)“Please turn on…” (電源入れて!)

③ 最後の「実証文」を「ロールプレイ用」に推奨

最後の「翻訳機を渡されたシーン」の例文は、ガイド現場で実際に起こりうる最高の教材です。この例文を3回音読すれば、put on(装着)とturn on(通電)の混乱は二度と起きません。

御礼&後書き

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