本ブログは、観光業、企業接待、留学生対応などで英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々のために、すぐに使える情報をわかりやすく解説しています。
今回は、訪日外国人とのコミュニケーションで急増している “若者の連絡系英語” をまとめました。
Slack、DM、Ping、Hit you up… どれも耳にする機会は増えていますが、ニュアンスの違いがわかりにくいという声が多い分野です。
本記事では、現場ですぐ使えるように 意味・使い分け・会話例 を一目で理解できる形で整理しました。👤英語音声は全て米国話者です。
【一目でわかる】若者の“連絡系英語”ニュアンス早見表
| 状況 | おすすめ表現 | ニュアンス・距離感 |
|---|---|---|
| 職場で気軽に連絡 | Slack you | 同僚感・フラット/同じチームでのカジュアルなやり取り |
| SNSで個別に連絡 | DM you | カジュアル・少し親密/公開ではなく“個別”の印象 |
| 軽く催促・進捗確認 | Ping you | 軽い催促・確認/“ちょっとつつく”イメージ |
| 基本の連絡(最も無難) | Text you | 万能・最も安全/中立的でどの関係でも使いやすい |
| 友達ノリで気軽に | Hit you up | 砕けた若者言葉/フレンドリーでラフな距離感 |
| 丁寧に・公式に連絡 | Reach out | ビジネス・誠実/少しフォーマルで礼儀正しい印象 |
| 「気軽に送って」と伝える | Shoot me a message | フレンドリー・オープン/いつでもどうぞ、という柔らかさ |
| SNSで“こっそり”接近 | Slide into (your) DMs | 冗談・下心を含むことも/ビジネス利用は基本NG |
| 会話・情報に加える | Loop you in | 共有・巻き込み/プロジェクトや情報に参加させる感じ |
| 連絡を絶つ・既読スルー | Ghost | 若者スラング(恋愛・友人)/急に消えるニュアンス |
【1】場面別:10フレーズの自然な使い方
1. Slack you!「Slackで連絡するね」
職場で最もよく使われるカジュアル表現。 同じチームで働いている雰囲気が出ます。👉本来の意味は「緩い」「たるんだ(slack rope)」、あるいは「怠ける」ですが、ビジネスチャットツール “Slack” という固有名詞が動詞化したものです(Googleで検索することをGoogle itと言うのと同様)。
Examples
- A: I’ll slack you the details.(詳細はSlackで送るね。)
- B: Perfect.(了解。)
2. DM you!「DMするね」
SNSでの個別連絡。少し親密な印象。👉本来の意味は Direct Message(直接的な伝言)で Twitter(現X)やInstagramで、公開の投稿ではなく個人間で送る機能を指す名詞がそのまま動詞化しました。
Examples
- A: I’ll DM you the link.(リンクをDMで送るね。)
- B: Thanks!(ありがとう。)
3. Ping you!「軽く連絡するね/ちょっとつつくね」
急ぎではないが、確認したいときに便利。👉本来の意味は潜水艦のソナー音や、電子機器の「ピーン」という発信音で、 IT用語で「ネットワークが繋がっているか確認する信号(ping)」に使われるようになり、そこから、相手が反応するかどうかを「軽く突っついて確かめる(状況を確認する)というニュアンスで使われるようになりました。
Examples
- A: I’ll ping you later.(後で軽く連絡するね。)
- B: Sounds good.(了解。)
4. Text you!「メッセージ送るね」
最も一般的で中立的。電話番号を知っている関係。👉本来の意味は 「文章」「本文」ですが、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)が Text Message と呼ばれていたことから、「(SMSを)送る」という動詞として定着しました。
Examples
- A: I’ll text you when I arrive.(着いたらメッセージするね。)
- B: Okay!(わかった。)
5. Hit you up!「気軽に連絡するね/声かけるね」
友達ノリ。若者らしい砕けた表現。👉本来の意味は「(物理的に)叩き起こす」「(金品を)せびる」意味の句動詞ですが、1990年代のヒップホップ文化でスラングとして「(金を求めて)連絡する」や「家を訪ねる」という意味で使われ、現在では単に「連絡する」「誘う」といった軽い意味で広く使われています。
Examples
- A: I’ll hit you up this weekend.(週末に連絡するね。)
- B: Cool.(いいね。)
6. Reach out!「ご連絡差し上げます」
丁寧でビジネス寄り。若者は時に皮肉っぽく使う。👉本来の意味は「(手などを)外へ伸ばす」で 物理的に手を伸ばして相手を助けたり、接触を試みたりする動作が転じました。ビジネスでは「(壁を越えて)こちらからアプローチする」という丁寧で能動的な姿勢を表します。
Examples
- A: I’ll reach out to you tomorrow.(明日ご連絡します。)
- B: Thank you.(ありがとうございます。)
7. Shoot me a message!「気軽にメッセージ送って」
フレンドリーで軽い印象。👉本来の意味は「(弾丸や矢を)放つ」で、素早く、勢いよく何かを送る動作から転じました。日本語の「(メールを)飛ばす」「(パスを)出す」に近い感覚で、「深く考えずにパッと送って」という気軽さを表します。
Examples
- A: Just shoot me a message anytime.(いつでも気軽に連絡して。)
- B: Will do.(そうするよ。)
8. Slide into your DMs「DMにそっと入る」
SNSでの“こっそり接近”。軽いジョークとしても使われる。👉本来の意味は「(氷の上などを)滑り込む」で、野球の滑り込みや、誰にも気づかれないようにスーッと横から入ってくる動作を意味します。
公の場から「気づかれないように個人的で親密な空間(DM)へ滑り込む」イメージで、少し狡猾でセクシーなニュアンスを含みます。
Examples
- A: He slid into my DMs last night.(彼が昨日DMしてきたの。)
- B: Oh really?(へぇ?)
👆補足(重要):この表現は「(下心を持って)こっそりDMを送る」というニュアンスが非常に強く、ビジネスや初対面の観光案内で使うと「セクハラ」や「不適切な誘い」と誤解されるリスクがあります。
9. Loop you in「会話に入れておくね/共有するね」
職場での情報共有に便利。👉本来の意味は「輪(loop)の中に入れる」で、会話や情報のネットワークを一つの「輪」に例え、そこに相手を繋ぎ止めるイメージです。プロジェクトなどの「関係者の輪」に加える際に使われます。
Examples
- A: I’ll loop you in on the email.(メールにあなたも入れておくね。)
- B: Thanks for including me.(ありがとう。)
10. Ghost!「急に連絡を絶つ/既読スルーの最上級」
恋愛・友人関係でよく使われる若者スラング。👉本来の意味の「幽霊」のように、実体があったものが突然消えて見えなくなることから、2010年代半ばから、マッチングアプリなどで「昨日までいたのに突然音信不通になること」を指す動詞として急速に広まりました。
Examples
- A: He totally ghosted me.(彼に完全に無視された。)
- B: That’s rough.(つらいね。)
【2】訪日外国人との会話例(観光・接客シーン)
ここではインバウンド対応での表現例をチェックできます。👉補足(重要): 8番の Slide into your DMs など、一部の砕けた表現はゲスト(客)側が使う分には良いですが、ガイド側からの使用は控えるのがマナーです。
1.職場の同僚・パートナーとの連絡(Slack you)
- Guest: I’ll slack you the voucher for the group.
- Guide: Thanks, I’ll check it right away.
- (バウチャーをSlackで送るね。/ありがとう、すぐ確認します。)
2.SNSアカウントでのやり取り(DM you)
- Guest: Can I DM you the restaurant name?
- Guide: Yes, that would be helpful.
- (お店の名前をDMしてもいいですか?/はい、助かります。)
3.軽い進捗確認(Ping you)
- Guest: I’ll ping you when we finish lunch.
- Guide: Sounds good. I’ll be waiting nearby.
- (ランチが終わったら軽く連絡するね。/了解です。近くで待っています。)
4.到着のメッセージ(Text you)
- Guest: Will you text me when you get to the station?
- Guide: Sure, I’ll text you as soon as I arrive.
- (駅に着いたらメッセージをくれますか?/はい、着いたらすぐに送ります。)
5. 後で連絡する約束(Hit you up)
- Guest: I’ll hit you up later for some dinner advice.
- Guide: Happy to help! Feel free to ask.
- (夕食の相談で後で連絡するよ。/喜んで!気軽に聞いてくださいね。)
6. 正式な予約・確認(Reach out)
- Guest: I’ll reach out next week about the reservation.
- Guide: Thank you. I’ll look forward to hearing from you.
- (来週、予約についてご連絡します。/ありがとうございます。ご連絡をお待ちしております。)
7.「気軽に送って」と伝える(Shoot me a message)
- Guest: If I get lost, can I contact you?
- Guide: Of course. Just shoot me a message anytime.
- (迷ったら連絡してもいいですか?/もちろんです。いつでも気軽にメッセージをください。)
8. ゲストが冗談めかしてSNSで送る際(Slide into your DMs)
- Guest: I’ll slide into your DMs with the photos later!
- Guide: Haha, great. I’m looking forward to them.
- (後でこっそりDMで写真送るね!/ははは、いいですね。楽しみにしています。)
9. 最新情報の共有(Loop you in)
- Guest: Can you loop me in on the updates for tomorrow?
- Guide: Certainly. I’ll add you to the group chat.
- (明日の最新情報を共有してくれますか?/承知いたしました。グループチャットに追加しますね。)
10. 返信が遅れたときのお詫び(Ghost)
- Guest: Sorry I disappeared. I didn’t mean to ghost you.
- Guide: No problem at all! I’m just glad we’re back in touch.
- (連絡が途絶えてすみません。無視するつもりじゃなかったんです。/全然大丈夫ですよ!また連絡が取れて良かったです。)
まとめ
若者の“連絡系英語”は、距離感・関係性・場面によって使い分けが大きく変わります。
迷ったらまずこの一言を覚えておくと便利です。
I’ll text you. (メッセージ送るね。)
最も中立で、ビジネス・観光・友人関係のどれでも自然に使えます。
御礼🔶あとがき
🔶最後までご覧いただき、誠にありがとうございました! 本ブログに関するご意見やご要望がございましたら、メニューの📧Assistance & Services📞よりお気軽にお声がけください。🔶GOLD💎
