本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。👉 この『取り扱い注意慣用英語』シリーズでは、使い方に注意が必要なカジュアル表現を取り上げ、ネイティブとの共感英語力アップを目指しています。
今回は日常生活で頻繁に使われる「穴」= hole を使っているのに、実際には全く別の意味を持つカジュアル英語9フレーズ(👇下記)をご紹介します。日常やビジネスで役立つ表現から、冗談っぽいもの、さらには下品なものまで含まれますので、いつもの「知らないより知っていた方が良い」カテゴリーとして使用頻度順に9表現の解説と会話例文の構成でご紹介します。
- Loophole, pigeonhole, black hole → ✅ useful anytime
- Piehole, hellhole → 😄 fun with friends
- Shithole, asshole, gloryhole → ⚠️ avoid unless you know the situation 100%
A:9表現の意味&違い
まずは今回フレーズの夫々の意味と違いをご紹介します。👇英語音声は全て米国男性話者(単語と例文は別話者)です。
1. Loophole👉法律や規則の抜け道
Meaning:法律や規則における抜け穴、つまり人々が本来の目的を回避するために利用するものを指します。
Example: “The company found a loophole to avoid paying taxes.”「その会社は税金を払わないための抜け道を見つけた。」
2. Pigeonhole👉 決めつけ・型にはめること
Meaning: 不当に誰かまたは何かを狭いカテゴリーに押し込んだり分類することを指します。
Example: “Don’t pigeonhole him as just an athlete—he’s also a writer.”「彼を単なるスポーツ選手だと決めつけないで。彼は作家でもあるんだ。」
3. Rathole👉 金や時間のムダ遣いの穴
Meaning: お金や時間が何の利益も生まず無駄に消えてしまう状況を指します。
Example: “That project turned into a rathole.”「あのプロジェクトは金食い虫になってしまった。」
4. Black hole👉 吸い込む存在 (比喩)
Meaning: 御存知の通り、宇宙用語から派生して、今は資源や時間、エネルギーをむさぼり食うものを表現するのに使われます。
Example: “My inbox is a black hole for important messages.”「私の受信トレイは重要なメッセージを吸い込むブラックホールだ。」
5. Piehole 👉 口(スラング)
Meaning: スラングで口を指しますが、冗談めかした表現で、しばしば失礼な意味合いでも使われます。
Example: “Shut your piehole!”「だまれ!(直訳:パイホールを閉じろ)」
6. Hellhole👉 地獄のような場所
Meaning: ひどく不潔で危険な場所を指します。
Example: “That factory is a hellhole.”「あの工場は地獄のような場所だ。」
7. Shithole 👉 汚い・最低な場所(下品)
Meaning: 極めて不潔あるいは無価値な場所を指します。
Example: “This bathroom is a shithole.”「このトイレはクソみたいに汚い場所だ。」
8. Asshole / Arsehole 👉 嫌な奴・クソ野郎(とても下品)
Meaning: 悪い人に対する侮辱的な言葉使いになります。
Example: “He’s an asshole for lying to everyone.”「彼はみんなに嘘をついたクソ野郎だ。」
9. Gloryhole 👉 ⚠︎ アダルト用語( 一般会話NGワード)
Meaning: 壁に開けられた穴で性的行為に用いられます。成人向けの文脈以外ではほとんど使われませんが、近年は誰でもオンラインで遭遇する可能性があります。
Example: “Gloryhole is mostly used in adult slang.”「Gloryhole は主にアダルトスラングで使われる。」
B: 日常生活例文(Private&Business)
ここでは日常生活(私的&職場)で使われる会話例文で夫々のニュアンス(hole 表現が「いつ・どんな場面」で自然に出てくるか)をチェックできます。👇英語音声は全て同じ米国女性と男性話者です。
1. Loophole (同僚)👉 経理の抜け道?
A: “I thought we couldn’t expense that dinner.”
B: “Actually, there’s a loophole—it counts as a client meeting.”
A:「あのディナーは経費にできないと思ってたよ。」
B:「実は抜け道があってね、クライアントとの会食扱いになるんだ。」
2. Pigeonhole (先生&生徒)👉 励ましてる?
Student: “Everyone thinks I’m only good at sports.”
Teacher: “Don’t let them pigeonhole you. You’re great at writing too.”
生徒:「みんな僕はスポーツしかできないって思ってるんです。」
先生:「そんな決めつけに縛られないで。君は文章力もすごいよ。」
3. Rathole (オフィ友)👉 愚痴をこぼす?
A: “How’s that new project going?”
B: “Honestly? It’s a rathole. We’re spending money with no results.”
A:「あの新しいプロジェクトはどう?」
B:「正直に言うと、金食い虫だよ。お金だけ消えて結果が出ないんだ。」
4. Black hole (カップル)👉 冗談っぽく揶揄う?
Girlfriend: “Where did my snacks go?”
Boyfriend: “Your bag is like a black hole—everything disappears in there.”
彼女:「私のお菓子どこ行ったの?」
彼氏:「君のバッグはブラックホールみたいだよ。何でも消えちゃうんだ。」
5. Piehole (親友)👉 定番ジョーク?
A: “Don’t tell anyone, okay?”
B: “Relax, I’ll keep my piehole shut.”
A:「誰にも言わないでよ。いい?」
B:「安心しろ、口は堅いから。」
6. Hellhole (旅行者)👉 強い不満を吐き出す?
A: “How was that hostel?”
B: “Ugh, total hellhole. Dirty bathroom, broken bed.”
A:「あのホステルどうだった?」
B:「最悪だよ。汚いバスルームに壊れたベッド、まさに地獄だった。」
7. Shithole (友達)👉 強い不快感を乱暴に?
A: “Why’d you move out of that apartment?”
B: “It was a shithole. Leaking pipes and cockroaches.”
A:「なんであのアパートから引っ越したの?」
B:「あそこはクソみたいな場所だったんだ。配管は漏れるしゴキブリも出るし。」
8. Asshole / Arsehole (恋人同士)👉 可愛さ余って憎さ百倍?
Girlfriend: “You forgot my birthday again!”
Boyfriend: “I’m sorry… I was busy.”
Girlfriend: “Busy? Don’t be such an asshole.”
彼女:「また私の誕生日を忘れたのね!」
彼氏:「ごめん…忙しかったんだ。」
彼女:「忙しい?そんなクソ野郎にならないでよ。」
9. Gloryhole (友人同士)👉 説明するだけが無難?
A: “Hey, I saw this word online—gloryhole. What does it mean?”
B: “Uh, that’s adult slang. Not something you use in normal conversation.”
A:「ネットで“gloryhole”って言葉を見たんだけど、どういう意味?」
B:「うーん、それはアダルトスラングだよ。普通の会話では使わないんだ。」
C: 纏め!クイック使用ガイド 👉どの“hole”が使える?
上記の通り、今回取り上げた9つの hole 表現はすべて同じ「穴」ではありません。ビジネスで安心して使えるもの、友人同士で面白く使えるもの、上品な場では避けるべきものがあります。ここでは、これらを使用するご自身が「落とし穴」に陥らないための簡単なガイドをまとめました。
C1 ✅ 日常生活にもビジネスにも安心!
使える場面が広く、実務文脈でも自然な表現です。
- Loophole(抜け穴) → ビジネス・法律・規則で普通に使える。
- ☛自信がないときは安全な言い換えもあります。例:loophole → “a gap in the rules / 規則の抜け道”
- Pigeonhole(決めつけ) → 学校・職場・日常での忠告や励まし(warn/encourage)に便利。
- Black hole(比喩) → 資源や時間を吸い込むものを表現する比喩(figurative)。日常・ビジネス可。
C2 😄 カジュアル&冗談っぽく(友人向け)
👉 仲間内なら面白い、でもフォーマル場面ではNGです。
- Piehole(口) → 親しい相手に対する冗談表現。フォーマルでは避ける。
- Hellhole(地獄のような場所) → 強い不満を言うときに使う(友人や口コミで)。
C3 ⚠️ 下品・強い表現(丁寧な場では避ける)
👉 知らないよりは知っていた方が良いけれど、実際に使う場面はかなり限定されますので、自然に使いこなせるネイティブ以外は使わないのが無難です。
- Rathole(ラットホール) → 金や時間のムダ(money/time drain)(ビジネスで使えるがネガティブ)
- ☛同じく自信がないときの安全言い換え例:rathole → “a money/time drain / 金食い虫”。
- Shithole(極めて下品) → 非常に失礼(very rude)。公式な場では絶対NG。
- Asshole / Arsehole(侮辱) → 強い罵り語(strong insult)。感情が高ぶった場面のみ。(only in heated arguments.)
- Gloryhole(アダルト用語) → 成人向けスラング(adult slang)。日常会話では使用不可。
C4 💡 まとめ&使い方のコツ
- Loophole, pigeonhole, black hole → ✅ useful anytime(幅広く安全)
- Piehole, hellhole → 😄 fun with friends(仲間内ならOK)
- Shithole, asshole, gloryhole → ⚠️ avoid unless you know the situation 100%(原則避ける)
御礼🔶後書き
お忙しい中、今回も最後までご覧いただき大変ありがとうございました。今回テーマ含め今後も定期的にブラッシュアップして参りますので、引き続きご参照のほど宜しくお願い致しますGold🔶R70913.v4b.4b.1a/+

