本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。
今回は、観光やビジネスで来日中のインバウンド対応シリーズの中から、『何かの準備をお願いする時』に役立つ英語表現をまとめました。チケットを出す・降りる準備をする・支払いの準備をするなど、あらゆる場面で応用できるフレーズをシーン別に紹介します。明日が大事なご案内という方も、事前チェックとしてぜひご活用ください。
1. 何かの準備をお願いする表現について
ここでは、お客様と一緒に行動している際に「何かの準備をお願いする時」に役立つ英語表現を、シンプルに整理しました。内容は2つのパターンに分かれます。
- “もの” の準備を促すとき(Ready for Stuff)
- “行動” の準備を促すとき(Ready for Action)
さらに、それぞれを以下の3タイプで紹介します。
1️⃣ 汎用表現(どんな相手にも使える)
2️⃣ 団体・グループ向け表現
3️⃣ 少人数・VIP向け表現
各フレーズは、単語を入れ替えれば他の場面にも応用できます。
日本語と同様、この種の表現は「パターン」をいくつか持っておくと非常に便利です。
ぜひ現場でお好みのフレーズを組み合わせて使ってみてください。
2. “もの” の準備を促すとき!Ready for Stuff
ここではチケット・お金・荷物など “もの” の準備を促すときのフレーズをご紹介します。
1. 汎用表現
どんな状況でも自然に使える——丁寧で、簡潔で、わかりやすい表現です。
- Please have your ticket ready.
=チケットの準備をお願いします。
→ 最も定番で、どんな場面でも使える万能表現。
- Please have your cash or card ready.
=現金またはカードをご用意ください。
→ 支払いの直前に使う。
- Please have your belongings with you.
=お荷物をお持ちください。
→ 降車・移動前などに便利。
💡ポイント:「please + have + 目的語 + ready」は、観光案内や接客などあらゆる場面で使える基本パターンです。言い換えとして「Could you please have your 〜 ready?」とすると、より柔らかく丁寧になります。
2. 団体・グループ向け表現
大勢の人に向けて、はっきりと力強く伝えたい時——例えば観光バスの中や混雑した場所などで使える表現です。
- Everyone, please get your tickets ready.
=皆さん、チケットのご準備をお願いします。
- Please prepare your belongings now.
=お荷物のご準備をお願いします。
- Please make sure you have everything.
=お忘れ物がないか確認してください。
💡ポイント:大人数には「prepare」や「make sure」など、指示的でも柔らかい単語が有効です。
3. 少人数・ VIP向け表現
より柔らかく、対話的な雰囲気で、個別対応のガイドに使える表現です。
- Could you please have your ticket ready?
=チケットのご用意をお願いできますか?
- If possible, please get your card ready.
=もしよければカードをご用意ください。
- Would you mind checking your belongings?
=お荷物をご確認いただけますか?
💡ポイント:“Could you please” や “Would you mind” を使うと、柔らかく丁寧に伝えられます。
3. “行動” の準備を促すとき!Ready for Action
ここでは降りる・乗る・支払うなど、“行動” の準備を促すときのフレーズをご紹介します。
1. 汎用表現
どのガイド場面でも自然に使える表現です。
- Please get ready to get off.
=降りる準備をしてください。
- Please get ready to board.
=乗る準備をしてください。
- Please get ready to pay.
=お支払いの準備をお願いします。
💡ポイント:“get ready to + 動詞” は、あらゆる動作の前に使える万能パターンです。
2. 団体・グループ向け表現
時間に限りがある場面で、明確に指示したい時に使える表現です。
- Everyone, please get ready to move.
=皆さん、移動の準備をお願いします。
- Please get ready to get off the bus.
=バスを降りる準備をお願いします。
- We’ll be leaving soon, so please be ready.
=まもなく出発しますので、ご準備をお願いします。
💡ポイント:“be ready” は、全体への簡潔な呼びかけに便利です。
3. 少人数・ VIP向け表現
より柔らかい口調で、対話的な雰囲気で、より個人的なガイドで使える表現です。
- Could you please get ready to get off soon?
=もうすぐ降りますので、ご準備をお願いします。
- When you’re ready, we can board.
=ご準備ができましたら乗り込みましょう。
- Please take your time, and get ready when you’re set.
=ごゆっくりどうぞ。準備ができたらお知らせください。
💡ポイント:“when you’re ready” や “take your time” を使うと、リラックスした印象を与えられます。
4. まとめ:4つの基本パターン
以上の通り、インバウンドや企業顧客をご案内する現場で使える準備表現は、この4つのパターンに整理できます。
1️⃣ have + something + ready → 「~を準備しておく」
2️⃣ prepare + something → 「~を用意する(少し丁寧)」
3️⃣ get ready to + 動詞 → 「~する準備をする」
4️⃣ add “could you please / would you mind” → 「VIPや少人数向けに柔らかく」
御礼&後書き
お忙しい中、今回も最後までご覧いただき大変ありがとうございました。今回テーマ含め今後も定期的にブラッシュアップして参りますので、引き続きご参照のほど宜しくお願い致します。🔶Gold🔶R71025.v.4b.4b.1a/+

