本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。
今回は『《ひがし茶屋街》わかりやすく解説』 《2.全体》「基本情報」パートの上級者用(日⇔英の双方向の対応が必要な方)向け演習ツール《A、Bツール》です。
👉ショートカット&リンクについて!①最初に音声で学習されたい方はそのままお進みください。➁最初に原文を確認されたい方は《日英原文》へ。③本編ブログを参照されたい方は『《ひがし茶屋街》わかりやすく解説』へ。④音声ツールの概要を参照されたい方は『演習ツール』まで!
2.ひがし茶屋街全体
”About Higashi Chaya District”
2.1 基本情報
本編ブログ通り、ここではインバウンド対応の前に押さえておきたいポイント確認が目的ですが、本編ブログは元々口頭説明用につくったものではありませんので、ここでは口頭説明の演習用にネイティブ会話調に修正しています。目の前のお相手に説明するようにお試しください。
👉いつも通りの注意点として、現場でこの様な長い説明をすることは殆どありませんが、ある程度身に付けておくと現場での柔軟性が高まります。また、この様にシナリオ通り喋れることも当然ありませんので、細かい表現にあまりこだわらず、ご自分の好みで使えそうなセリフがあればお試し頂ければと思います。ここでも最後のパートに(同じ日本文に対する)簡略英訳例をつけていますので、必要に応じてご参照下さいませ。
『日本語』から”英語”への置き換え
A1:基本モデル(音声:日英)
👉日本語と英語の説明文の全文を聴いてご自分の知識チェックが可能です。
A2:口頭即訳モデル(音声:日+ポーズ)
👉日本語の後の無音(ポーズ)の間にご自分の英訳が試せます。(A1の英語文がないタイプです。)
A3:逐次通訳モデル(音声:日)
👉日本語全文を最後まで聴いて(メモ可)、英訳が試せます。長めの日本語説明の後にインバウンドにわかりやすく簡潔に伝えるシチュエーションです。
A4:同時通訳モデル(音声:日:低速)
👉日本語から少し遅れてそのまま並走して英訳が試せます。約260文字/分(約85%低速)版。
B ”英語”から『日本語』への置き換え
B1:基本モデル(音声:英日)
👉英語と日本語の全文チェックでご自分のニーズが測れます。
B2:口頭即訳モデル(音声:英+ポーズ)
👉英語の後の無音(ポーズ)の間に和訳ができます。(B1の日本語文がないタイプです。)
B3:逐次通訳モデル(音声:英)
👉英語全文を最後まで聞いて(メモ可)、和訳を試せます。インバウンドの長めの英語発言の後に日本人スタッフにわかりやすく簡潔に伝えるシチュエーションです。
B4:同時通訳モデル(音声:英:低速)
👉英語から少し遅れてそのまま並走して和訳できます。約120wpm(約85%低速)版。
日英原文
《日本語原文》
- 金沢にはお茶屋街が3つありまして、サムライ時代の歓楽街なったのですが、今日来ているここは最大規模のエリアになります。
- お茶屋とは元々、芸者が豪商を歌や踊りでもてなす所で、現在の喫茶店のようにお茶を飲んでくつろぐ所ではありませんでした。
- 地元では芸者をゲイコと呼びますが、踊りや演奏のできるエンターテイナーで、大事な点は現代のバーやクラブで接客するホステスとは一線を画していることです。
- 約2世紀前に市全域のお茶屋が三箇所に集約されましたが、贅沢の蔓延を防ぐ為でした。
- 金沢は運よく戦争の空襲を免がれ、サムライ時代の伝統的な茶屋街の木造りの建物と格子窓が保たれたことで、今、我々が鑑賞できるのです。
- これらの建物の多くは現代人の好みに合わせたカフェ、甘味処、工芸品店になってますが、何件かはまだ芸妓のいるお茶屋のままです。
- 芸妓のもてなしの世界では、一見さんお断りルールが健在で、つまり、昔からの馴染のパトロンの紹介がなければ入れないのです.
- しかし、現在は指定された手続きを踏めば、いくつかのお茶屋で芸妓の芸を楽しむことができます。
《英語原文》
- Kanazawa boasts three distinct ochaya (teahouse) districts, which served as pleasure quarters during the samurai era, with the largest one being the focus of our visit today.
- Ochaya was historically a place where geisha entertained affluent merchants through singing and dancing, quite different from today’s cozy teahouses where people relax with a cup of tea.
- The local term for geisha is ‘geiko,’ and they are skilled entertainers who specialize in dance and performance art. It’s important to note that they are distinct from the hostesses you’ll encounter in contemporary bars and clubs.
- About two centuries ago, teahouses were consolidated into three specific locations across the city as a measure to curb extravagance.
- Kanazawa was fortunate to avoid wartime air raids, preserving the traditional wooden buildings and latticed windows of the samurai era teahouses for us to admire today.
- While many of these structures have been transformed into modern cafes, sweet shops, and craft stores to cater to modern tastes, some continue to function as traditional teahouses with geiko.
- In the world of geiko hospitality, the ‘no first-time visitors’ rule remains in effect, meaning you can only enter with an introduction from a previous patron.
- However, today, there are opportunities to enjoy some geiko performances in select teahouses if you follow the designated procedures.
簡略英訳例
👉最後に音声ファイルを付けました。英国女性のノーマル調話者です。
- Kanazawa has three ochaya districts from the samurai era, with the largest one as our focus today.
- Ochaya used to host geisha’s entertainment with singing and dancing, unlike today’s cozy teahouses.
- Locally, geisha are called ‘geiko,’ known for dance and performance, distinct from modern hostesses.
- Two centuries ago, teahouses were consolidated into three city locations to curb extravagance.
- Kanazawa avoided wartime air raids, preserving traditional samurai-era teahouse buildings.
- Some teahouses became modern cafes, shops, but a few remain traditional with geiko.
- The ‘no first-time visitors’ rule in geiko hospitality still applies, requiring an introduction.
- Today, you can watch geiko performances in certain teahouses by following procedures.
御礼🔶後書き
🔶今回も最後まで読んで頂き大変ありがとうございます。もし何かご意見やリクエストございましたらお気軽に『Help Desk』にてお声がけくださいませ。Gold🔶v.3b.2b.1a
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