一瞬迷うLikeの判別|kind ofやjustが混ざっても「意味」を即座に掴むコツ

共感力@一瞬迷う英単語

本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。

「He was, like, basically, just, kind oflike, happy?」……結局、彼は幸せだったの? それとも「幸せっぽい」だけ? ネイティブとの会話で、マシンガンのように繰り出される “Like” の嵐。中には「好き」でも「〜のような」でもない、ただの「えーっと(フィラー)」が紛れ込んでいて、私たちのリスニングを複雑な迷路に陥れます。

特に、観光案内やビジネス接待の現場では、相手の意図を瞬時に汲み取らなければなりません。Like の正体が「動詞」なのか「前置詞」なのか、それとも単なる「口癖」なのか。この判別に迷っている間に、会話の主導権はするりと逃げてしまいます。

今回のテーマは、上級者ほど実はハマる「Likeの迷宮」の脱出法

  • 余計なノイズ(フィラー)を脳内で一瞬に消去するコツ
  • 文法用語を使わず、リズムと感覚で正体を見抜く5つのテスト
  • 音声付きで体感する、ネイティブ特有の「中身のないLike」への対処法

この記事を読み終える頃には、相手の言葉から「余計な脂身(ノイズ)」を削ぎ落とし、伝えたい「赤身(本質)」だけを味わえるリスニング力が身についているはずです。

0. Core Problem(根本課題)

口語英語では、ネイティブはしばしば動詞とその目的語の間にフィラー(埋め込み修飾語:日本語の「えー」「あのー」等に相当)を挿入します。

  • You like kind of talking about…(君は「そういう」話をするのが好きなんだね…)
  • I want just a minute.(ちょっと「だけ」時間をくれ。)
  • She bought sort of a weird hat.(彼女は「ちょっと」変な帽子を買った。)
  • He saw just a shadow.(彼は影「だけ」を見た。)

これらのフィラーは文法を変えません——意味を和らげたり色付けしたりするだけです。しかし通常の語順を妨げるため、聞いている人は時々、”like”が❶ 動詞(「~を好む」)なのか❷前置詞(「~のような」)なのか、判断に迷うときがあります。

1. Object Test(目的語テスト)

👆“like”の後に(フィラーがあっても無くても)名詞/動名詞が続く場合、“like”は動詞

Example: You like kind of talking about whatever.(君は、まあ、なんでもかんでもおしゃべりするのが好きなんだね。)

“like”の本当の目的語は、「何についてでも話すこと」で「kind of =まあ」は単なる言い回しに過ぎません。

この様なフィラーは頭の中で取り除いて構いません。それで文が成立するならば、likeは動詞です。

  • You like kind of talking about whatever.
    • 君は何でも話すのが好きなんだね。
  • I like just relaxing.
    • 僕はただリラックスするのが好きだ。
  • She likes sort of spicy food.
    • 彼女はちょっと辛い食べ物が好きだ。

(1) Simple Examples(音声付)

  • You like kind of talking late at night.
    • 君は夜遅くに、なんか話すのが好きなんだね。
  • She likes just relaxing on weekends.
    • 彼女は週末に、ただリラックスして過ごすのが好きだ。
  • They like really spicy noodles.
    • 彼らは本当に辛い麺が好きだ。
  • I like sort of quiet places.
    • 僕はちょっと静かな場所が好きだ。

(2) Mini Conversation(音声付)

  • A: What do you like kind of doing after work?
    • A:仕事の後、なんか何をするのが好き?
  • B: I like just watching movies.
    • B:僕はただ映画を見るのが好きだよ。
  • A: Oh, you like really taking it easy.
    • A:ああ、貴方は本当にのんびりするのが好きなのね。
  • B: Yeah, I like sort of quiet evenings.
    • B:うん、僕はちょっと静かな夜が好きなんだ。

2. Immediate Noun Test(直後名詞テスト)

👎“like”の直後に名詞が続く場合、“like” は 前置詞

Example:

  • It looks like a cat.
    • 猫みたいに見える。
  • He runs like a pro.
    • プロみたいに走る。
  • This tastes like chocolate.
    • これはチョコレートみたいな味がする。

ここで“like”は「~に似ている」という意味です。

👆注意:“like”の前置詞の用法と目的語の間にフィラー”kind of”等を挿入することはできません。なので“like”の後にフィラーが続く場合、“like”はほぼ必ず動詞です。

It looks like kind of a cat. ( なんだか猫みたいな見た目だね。)

👉ネイティブスピーカーは冗談以外では避けます。

(1) Simple Examples(音声付)

  • It looks like a dog.
    • 犬みたいに見える。
  • This smells like coffee.
    • これはコーヒーみたいな匂いがする。
  • He sounds like his brother.
    • 彼は兄弟みたいな声だ。
  • The sky feels like winter.
    • 空が冬みたいに感じられる。

(2) Mini Conversation(音声付)

  • A: What’s that noise?
    • A:あの音、何?
  • B: It sounds like a cat.
    • B:猫みたいな音だよ。
  • A: Really? It looks like a raccoon to me.
    • A:本当?私にはアライグマみたいに見えるけど。
  • B: No, the movement is like a cat for sure.
    • B:いや、動きは確実に猫みたいだよ。

3. Rhythm Test(リズム判断)

✋リズムを手がかりにすると、動詞的表現は強勢、前置詞的表現は無強勢

ネイティブスピーカーは動詞的表現に強勢を置きます。

  • “You LIKE kind of talking about…”
  • “I LIKE really spicy food.”

しかし前置詞のような用法は軽やかです。

  • “It looks like a cat.”
  • “He sounds like his father.”

このリズムは驚くほど違います。

(1) Simple Examples(音声付)

  • I LIKE really good coffee.(動詞)
    • 僕は本当においしいコーヒーが好きだ。(動詞の like)
  • She LIKES kind of staying home.(動詞)
    • 彼女はなんとなく家にいるのが好きだ。(動詞の like)
  • It looks like rain.(前置詞)
    • 雨みたいに見える。(前置詞の like)
  • He runs like a pro.(前置詞)
    • 彼はプロみたいに走る。(前置詞の like)

(2) Mini Conversation(音声付)

  • A: You LIKE really long walks, right?
    • A:貴方は本当に長い散歩が好きなんですね?
  • B: Yeah, I do.
    • B:うん、そうだよ。
  • A: Today it looks like rain though.
    • A:でも今日はどうも雨っぽい。
  • B: True. Then maybe we stay inside.
    • B:そうだね。じゃあ今日は中にいようか。

4. Meaning Test(意味判断)

✋フィラーは前置詞の後には置けない

意味の手がかり:「like」は好みを表すのか、それとも類似性を表すのか?すぐに自問してください:

  • 話者は好みについて話しているのか? → like = 動詞
  • 話者は二つのものを比較しているのか? → like = 前置詞

例1: これは明らかに比較ではなく、好みの問題です。

  • “You like kind of just talking about whatever…”
  • 「君って、なんでもいいからただおしゃべりするのが好きなんだね…」

例2:位置の違いが一目で分かります。

  • He sounds like really his father.(不自然)
    • ❌ 彼は父親のように本当に聞こえる。(不自然)
  • He really sounds like his father.(自然)
    • ✔ 彼は本当に父親のように聞こえる。(自然)

(1) Simple Examples(音声付)

  • You like just talking about anything.(好み)
    • 君はただ何でも話すのが好きだ。(好み=動詞の like)
  • She likes kind of unusual music.(好み)
    • 彼女は、ちょっと変わった音楽が好きだ。(好み=動詞の like)
  • This tastes like lemon.(類似)
    • これはレモンみたいな味がする。(類似=前置詞の like)
  • He looks like his father.(類似)
    • 彼は父親みたいに見える。(類似=前置詞の like)

(2) Mini Conversation(音声付)

  • A: You like kind of deep conversations, don’t you?
    • A:あなた、なんとなく深い話が好きですよね?
  • B: Yeah, I enjoy them.
    • B:うん、そういうの好きだよ。
  • A: This café feels like a library today.
    • A:今日はこのカフェ、図書館みたいな雰囲気です。
  • B: True, the atmosphere is like a study room.
    • B:確かに、勉強部屋みたいな雰囲気だね。

5. Structure Test(構文判断)

✋構造上の手がかり:フィラーは特定のスロットにのみ出現する

フィラーは kind of「まあ」, sort of「ちょっと」, just, really「本当に」, basically「基本的に」, a little bit 「少し」といった間調整として現れることがあります:

  • 動詞の後
  • 目的語の前
  • 形容詞の前
  • 副詞の前

しかし、それらフィラーは前置詞とその目的語の間には置かれません。

You like kind of talking… → natural

It looks like kind of a cat. → unnatural (unless humorous)

これは強力なヒントです。日本語で例えると更に理解を深められます。

“kind of”を次のように考えましょう:

  • ちょっと
  • なんか
  • ちょい
  • まあ

日本語でも、次のように言うことができます:

  • 話すのが好きで、なんかちょっと…
  • なんかちょっと辛いのが好き

しかし、基本的に比較表現では前置詞「に」と名詞の間に「なんか」を挟ません。

  • なんか、猫に似てる (フィラーは一つのフレーズの前にきます。)
  • 猫に、なんか、 似てる (上に比べて雑な響き)

英語でも同じ理屈です。

(1) Simple Examples(音声付)

  • ✔ You like kind of spicy food.(自然)
    • 君はなんか辛い食べ物が好きだ。(自然な文)
  • ✔ She likes really sweet desserts.(自然)
    • 彼女は本当に甘いデザートが好きだ。(自然な文)
  • ❌ It looks like kind of a dog.(不自然)
    • それはなんか犬みたいな感じに見える。(文法的に不自然な位置のフィラー)
  • ✔ It looks like a dog.(自然)
    • それは犬みたいに見える。(自然な文)

(2) Mini Conversation(音声付)

  • A: Do you like sort of sweet drinks?
    • A:あなたって、ちょっと甘めの飲み物好き?
  • B: Yeah, I do.
    • B:うん、好きだよ。
  • A: This one tastes like caramel.
    • A:これ、キャラメルみたいな味がするわよ。
  • B: Really? It looks like chocolate to me.
    • B:本当?僕にはチョコレートみたいに見えるけど。

6. 簡単な3ステップテスト

もし“like” + filler「〜みたいな」(つなぎ言葉)を聞いた時:

Step 1:頭の中でフィラーを取り除く。

“You like kind of talking about whatever.”→ “You like talking about whatever.”

Step 2: それでもこの文は意味が通るか?

Yes → like = verb(動詞)

Step 3: 意味は好みか、それとも比較か?

好み→ verb (動詞)

比較 → preposition(前置詞)

これはほぼ当てはまります。

(1) Simple Examples(音声付)

  • You like kind of learning new things.(動詞)
    • 君はなんか新しいことを学ぶのが好きだ。(動詞の like)
  • She likes just taking long naps.(動詞)
    • 彼女はただ長く昼寝をするのが好きだ。(動詞の like)
  • It looks like snow.(前置詞)
    • 雪みたいに見える。(前置詞の like)
  • This feels like summer.(前置詞)
    • これは夏みたいに感じられる。(前置詞の like)

(2) Mini Conversation(音声付)

  • A: You like kind of trying new restaurants, right?
    • A:あなた、なんか新しいレストランを試すのが好きだよね?
  • B: Yeah, I love it.
    • B:うん、大好きだよ。
  • A: This place looks like a small café in Paris.
    • A:ここはパリの小さなカフェみたいに見えるわ。
  • B: True, the vibe is like Europe.
    • B:本当だね。雰囲気がヨーロッパみたいだ。

📝 まとめ:迷ったらこの3つだけ思い出す

  • フィラーを取り除いて文が成立するなら動詞 like
  • 直後に名詞が来るなら前置詞 like
  • 意味が「好み」なら動詞、「比較」なら前置詞

御礼&後書き

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