英語で「後の祭り・覆水盆に返らず」はどう言う?ニュアンスで選ぶ最頻出6表現

共感力@微妙な違い

 本ブログではインバウンド(訪日外国人)ビジネスだけでなく企業接待や留学生対応で英語案内が必要ながら、多忙で情報収集に中々時間をかけられない方々の為に、すぐに使える情報をわかりやすく解説しています。

「あんなこと言わなきゃよかった……。でも、もう後の祭りだ」 「ミスを悔やんでも仕方ない。ここは潔く水に流して、次に進もう」

事が起きてしまった後、日本語では「後の祭り」という言葉で後悔や諦めを表現します。英語でも、その**「手遅れ度合い」や「その後の心の持ちよう」**によって、驚くほど多彩な言い回しが存在します。

過去を受け入れ、前進を促す “What’s done is done”。 恩讐を越えて「水に流す」 “Water under the bridge”。 究極の決断を下し、後戻りしない覚悟を示す “The die is cast”

これらの表現を正しく使い分けられるようになると、ミスをした際の謝罪に誠実さが増したり、チームの沈滞したムードを前向きに変えたりすることができます。

本ブログでは、日常・ビジネスで必須の「手遅れ・覚悟」の6表現を厳選。

「起きてしまったこと」を、次のステップへ繋げるための生きた英語を身につけてみませんか?

永久保存版【一目でわかる】「後の祭り」使い分け表

今の自分の「後悔や覚悟のレベル」に合わせて最適なフレーズを選べるよう纏めました。

英語フレーズ日本語のイメージ使う時のマインドセット
What’s done is done.済んだことは仕方ない過去を認め、切り替えて前進しようとする時。
Water under the bridge.過ぎたこと、水に流す過去の衝突やミスを、もう気にしないと伝える時。
The damage has been done.後の祭り、手遅れすでに実害が出てしまい、修復が難しい時。
There’s no going back.後戻りはできない変化を受け入れ、もう前へ進むしかない状況。
It’s too late now.今さら遅すぎる期限を過ぎたり、機会を逃したりした時の後悔。
The die is cast.賽は投げられた重大な決断を下し、運命を受け入れる覚悟。

 但し何事も分かっていても自然に口から出る様になるまでは、定期的な練習が必要ですので、このシリーズでは解説と例文紹介の最後に反復用の英語音声サンプルを置いています。色々な英語に慣れる為、各文例毎に話者(米国、英国、オーストラリア、インド等の男女話者)を変えています。速度も通常速度版と85%低速版(同時通訳速度レベルの約120wpm)2種類ありますのでお好みでお試し下さい。

最頻出6用語とその主な違い

 いずれも「手遅れで後の祭り」状態を示す高頻度順6表現ですが、本パート末尾に発音チェック用の英語音声サンプル3種(米国男性/インド女性/オーストラリア男性)置いてます。

  1. What’s done is done.
  2. It’s water under the bridge.
  3. The damage has been done.
  4. There’s no going back.
  5. It’s too late now.
  6. The die is cast.
  1. “What’s done is done”: 👉過去は変えられないものと認め、受け入れ、前進すること促す意味合いがあり、一般的に相手方も中立的で受け入れやすい表現で、諦めや終結感覚が共有される場合ももあります。
  2. “It’s water under the bridge.”: 👉水つながりで「覆水盆に返らず」の和訳がよく使われますが、英語では過去の問題をくよくよ考えず、もはや重要ではなく、許したり手放したり、あるいはもはや関係がないので、前に進み、現在や未来に集中したいという願望を含む場合もあります。
  3. “The damage has been done.”:👉すでに起きてしまった悪い結果や損害に具体的に焦点があり、その意味合いや強調の仕方でも、他のフレーズとは一線を画している感があります。フォーマルな会話でもインフォーマルな会話でもよく使われます。
  4. “There’s no going back”: 👉結果が最終確定したことを示し、以前の状態に戻しえない点を強調しながら、その結果に対処する決意を喚起する意図を持つ場合があります。
  5. “It’s too late now”: 👉表現もニュアンスも殆ど和製英語化していますが、現在の結果を防ぐためにもっと早く手を打つべきであった後悔を示し、場合によっては機会損失の挫折感や失望感も伴います。
  6. “The die is cast”: 👉有名な「賽は投げられた」和訳も使われますが、ある決断や行動の結果である必然性を強調し、後戻りできなくなることを示し、場合によっては決意や運命を受け入れる感覚を伴います。

6用語発音サンプル:3タイプ(米国男性/インド女性/豪州男性)

用語A:米国男性
用語B:インド女性
用語C:オーストラリア男性

例文!Private&Professional situation

  1. What’s done is done:
    • Private situation: 別離を振り返る場面
      • I can’t change what happened; what’s done is done. It’s time to focus on healing and moving forward.
        • 起こったことは変えられない。癒しと前進に集中する時だ。
    • Professional situation: ミーティングでミスを認める場面
      • I take responsibility for the error; what’s done is done. Let’s discuss how we can prevent similar issues in the future.
        • ミスの責任を取ります。覆水盆に返らずです。今後同じような問題が起こらないようにするにはどうすればいいか、話し合いましょう。
  2. It’s water under the bridge:
    • Private situation: 口論の後、友人と和解する場面
      • I’m sorry for what happened; let’s consider it water under the bridge and move forward.
        • 今回の件は申し訳ありません。起こったことは水に流して、前に進みましょう。
    • Professional situation:同僚との衝突を解決する場面
      • We had our differences in the past, but it’s water under the bridge now. Let’s focus on working together productively.
        • 過去は意見が違いましたが、もう水に流しましょう。生産的な協力に集中しましょう。
  3. The damage has been done:
    • Private situation: うっかり友人の秘密を漏らして謝る場面
      • I know I can’t take it back, and I’m really sorry. The damage has been done.
        • 取り返しのつかないことですが申し訳ありません。大ダメージでした。
    • Professional situation: プレゼンでのミスを認める場面
      • I realize the error now, but unfortunately, the damage has been done. Let’s focus on how we can rectify it moving forward.
        • 今になって間違いに気づきましたが、残念ながらダメージは大きかったようです。今後どのように修正して進められるかに集中しましょう。
  4. There’s no going back:
    • Private situation: 人生を変える決断をする場面
      • Once I’ve made up my mind, there’s no going back. I’m committed to this path.
        • 一度決めたら、もう後戻りはできません。私はこの道に注力します。
    • Professional situation: 新しい会社方針の実施の場面
      • We’ve considered all the options, and there’s no going back now. Let’s ensure a smooth transition for everyone involved.
        • あらゆる選択肢を検討しましたが、もう後戻りはできません。関係者全員がスムーズに移行できるようにしましょう。
  5. It’s too late now:
    • Private situation: 家族行事に参加しなかったことを後悔する場面
      • I wish I had gone, but it’s too late now. I’ll make sure to prioritize it next time.
        • 行きたかったけど、もう遅い。次回は優先順位をつけるようにします。
    • Professional situation: プロジェクトの締め切りに間に合わなかった場面
      • I should have started earlier, but it’s too late now. I’ll work on better time management for future projects.
    • もっと早く着手すべきでしたが、もう手遅れです。今後のプロジェクトでは、時間管理を徹底します。
  6. The die is cast:
    • Private situation:個人的な目標について大胆な決断を下す場面
      • I’ve decided to pursue my passion, and the die is cast. There’s no turning back now.
        • 私は自らの情熱にかけます。賽は投げられました。もう後戻りはできません。
    • Professional situation: リスクのあるビジネス戦略にコミットする場面
      • We’ve analyzed the data, and the die is cast. Let’s move forward confidently and execute our plan.
        • 我々はデータを分析した。賽は投げられた。自信を持って前進し、計画を実行しよう。

音声!Private Situation

A: 通常速度:❶米国女性❷米国男性❸英国女性❹オーストラリア男性❺インド女性❻米国男性
B:85%低速度:❶米国女性❷米国男性❸英国女性❹オーストラリア男性❺インド女性❻米国男性

音声!Professional Situation

A: 通常速度:❶米国女性❷米国男性❸英国女性❹英国男性❺米国女性❻米国男性
B:85%低速度:❶米国女性❷米国男性❸英国女性❹英国男性❺米国女性❻米国男性

御礼&後書き

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