本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。

「もう一度説明します(Reiterate)」と言いたいのに、うっかり「報復します(Retaliate)」に近い語感の単語を使ってしまったら、場の空気は一瞬で変わってしまいます。
どちらも re- で始まる知的でフォーマルな語であり、ニュース・ビジネス・公式説明などで頻繁に登場します。しかし一方は「攻撃に対して報復する」という強い感情と対立を含み、もう一方は「重要点をもう一度伝える」という冷静で説明的な行為を指します。
本記事では、「緊張を生む Retaliate」から「理解を深める Reiterate」まで、現場ですぐ使える実践例文とともに整理します。忙しい業務の合間に、この「似て非なる2語」を攻略し、誤解のない落ち着いた英語案内を身につけていきましょう。

比較チャート
最も迷いやすい Retaliate / Take revenge / Reiterate / Repeat の4語が一目でわかります。
| 英単語(動詞) | 主な意味 | ニュアンス・現場の空気 | ガイド・接客推奨度 |
|---|---|---|---|
| Retaliate | 報復する・やり返す | 公的な文脈での「対抗措置」。 非常に緊張感が高い。 |
△ 歴史解説のみ |
| Take revenge | 復讐する・仇を討つ | 個人的な恨みによる強い怒り。 ドロドロした感情を含む。 |
× 接客では厳禁 |
| Reiterate | 改めて述べる | 重要事項の「丁寧な念押し」。 知性と配慮を感じさせる。 |
◎ プロの案内向き |
| Repeat | 繰り返す | 単に同じことをもう一度言う。 事務的でカジュアル。 |
○ 一般的な会話 |
💡 ガイド英語の黄金律: ネガティブな Retaliate を避け、ポジティブな Reiterate を選ぶことで、案内の品位が保たれます。
《おすすめのご利用法》
✋ 意味と使い分けを整理したい方 → 【A】各表現の意味&例文
✊ 日常・ビジネスでの自然な使い方を知りたい方 → 【B】日常会話例文
👆 訪日外国人への説明・ガイドに使いたい方 → 【C】ご案内フレーズ例

【A】各表現の意味&例文
まずは、それぞれの発音・品詞・意味の違いを整理します。
1. Retaliate
- 意味: 報復する/仕返しする/やり返す
- Pronunciation: /rɪˈtæliˌeɪt/
- Part of speech: 動詞
- Related words: retaliation (noun), revenge, counterattack
Meaning(意味・コアイメージ)
“Retaliate” は、攻撃・被害・不利益に対して仕返しをする「行為」を指します。 👉 コアイメージは 「やられた → やり返す」。 そのため、語感は強く、緊張感・対立・怒りを含みます。日常の丁寧な説明では、通常は避けたい語です。
🔎 Retaliation vs. revenge(名詞での比較) “Retaliation” と “revenge” はどちらも「報復・仕返し」を意味しますが、語感と使われる場面が異なります。
- Retaliation: 公的・客観的。国家・組織・制度などの行動に焦点。
- Revenge: 私的・感情的。個人の恨みや復讐心に焦点。
- 👉 Retaliation = 冷たい報復(行為) / Revenge = 熱い復讐(感情)
Examples(例文)
- (News / politics) The country threatened to retaliate. (その国は報復を示唆しました。)
- (Conflict situation) He was afraid the boss might retaliate after the complaint. (苦情の後、上司が仕返しをしてくるのを彼は恐れていました。)

2. Reiterate
- 意味: 繰り返し述べる/強調してもう一度言う
- Pronunciation: /riːˈɪtəreɪt/
- Part of speech: 動詞
- Related words: repeat, restate, emphasize, reiteration
Meaning(意味・コアイメージ)
“Reiterate” は、重要な点を明確にするためにもう一度伝える行為です。 👉 コアイメージは 「大切だから、もう一度はっきり言う」。 感情ではなく、理解と配慮に焦点があります。
🔎 Reiterate vs. repeat
- Reiterate: 重要点を明確にするため意図的に再説明する。フォーマルで配慮的。
- Repeat: 単にもう一度言う/起こる。中立的で日常的。
- 👉 Reiterate = 理解を助ける再説明 / Repeat = 単純な繰り返し
Examples(例文)
- (Business) Let me reiterate our main point. (要点をもう一度お伝えします。)
- (Customer support) I’d like to reiterate the safety instructions. (安全案内を改めてご説明いたします。)

【B】日常生活例文(Private & Business)
ここでは、日常生活(私的シーン) と 職場・業務シーン の短い会話を通して、Retaliate と Reiterate がどのような場面・感情で使われるかを確認します。
【Private Scene 1】Retaliate(仕返しの心配)
A: Why didn’t he speak up?
(なぜ彼は何も言わなかったの?)
B: He was afraid they would retaliate.
(仕返しされるのを恐れていたんだ。)
👉 感情的・対立的な状況
【Private Scene 2】Reiterate(念押し)
A: Did everyone understand the plan?
(みんな計画を理解した?)
B: I’ll reiterate it tomorrow.
(明日もう一度説明するよ。)
👉 配慮・確認のニュアンス

【Business Scene 1】Retaliate(避けたい対立)
A: We must handle this complaint carefully.
(この苦情は慎重に対応すべきです。)
B: Yes, we should avoid any actions that look like we are retaliating.
(ええ、報復しているように受け取られる対応は避けましょう。)
👉 危機管理の文脈
【Business Scene 2】Reiterate(丁寧な再説明)
A: Some guests looked confused.
(少し戸惑っているお客様がいました。)
B: I’ll reiterate the instructions clearly.
(案内をもう一度分かりやすく説明します。)
👉 信頼を高める表現
🔍 Mini Contrast(Bパートまとめ)
- Retaliate:怒り・対抗・緊張
- Reiterate:配慮・明確化・安心
👉関係を壊すか、整えるかここが最大の違いです。

【C】訪日外国人ご案内例文(Guide Scene)
ここではインバウンドに観光案内をする説明する場合の表現例をご紹介します。今回は日本の代表的なお城の案内をしながらサムライの時代の終わりから近代化までの歴史をご説明するシチュエーションです。
① Reiterate(単独①|江戸城)
“I’d like to reiterate an important safety point before the tour begins.”
(お城をご案内する前に大切な安全ポイントをもう一度ご説明します。)
② Reiterate(単独②|現皇居)
Let me reiterate how this castle’s ownership changed over time.
(誤解を避けるため、この城のオーナーの変遷を改めてお伝えします。)
③ Retaliate(単独①|歴史説明)
In the past, conflicts between them sometimes caused one side to retaliate.
(過去には両者の対立が報復につながることもありました。)
④ Retaliate(単独②|歴史説明)
What was needed was dialogue, not the urge to retaliate.
(本来あるべきは対話であり、報復する衝動ではありませんでした。)

⑤ Reiterate × Retaliate(両用@二条城)
The shogun reiterated his intention to submit to the emperor rather than retaliate.
(将軍は報復するのではなく、天皇への恭順の意思を繰り返し述べました。)
⑥ Reiterate × Retaliate(両用②|大阪城)
While the shogun reiterated his understanding, the army still showed signs of wanting to retaliate.
(将軍は理解していることを繰り返しましたが、幕府軍は報復の意図を隠しませんでした。)
御礼🔶後書き
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました! 本ブログに関するご意見やご要望がございましたら、メニューの📧Assistance & Services📞よりお気軽にお声がけください。Gold🔶
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