本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。

「この雪、一生降り続くつもりなの……?」
大切なゲストをご案内中に突然の悪天候に見舞われたり、終わりの見えない行列に並んだり。そんな時、隣にいるゲストの顔には『絶望』の二文字が浮かんでいるかもしれません。
そんな「今が一番しんどい!」という状況で、魔法のように相手の表情をふっと緩める言葉があります。それが今回ご紹介する ”let up” です。
完全に止まらなくてもいい。「峠は越えたよ、もう少しで楽になるからね」。この一言に込めるのは、深い共感のメッセージです。これを添えるだけで、あなたは単なる案内人から、共に困難を乗り越える『戦友』へと変わるはずです。
お急ぎの方は下記チャートで取り急ぎチェックもできます。
1.【4つのシーン別】let up 活用チャート
let up が使える「4つのしんどい」シーンを整理しました。
| カテゴリー | 具体的な状況 | ゲストへ掛ける魔法の一言 |
|---|---|---|
| ☁️ 天候 | 土砂降り、猛吹雪 | “The rain will let up soon.” (もうすぐ小降りになりますよ) |
| 👥 混雑 | 行列、渋滞、人混み | “It usually lets up after noon.” (昼過ぎには空いてきますよ) |
| 🧘 身体 | 正座の痛み、登山の疲れ | “The pain will let up eventually.” (そのうち楽になりますよ) |
| 💓 精神 | 初日の緊張、プレッシャー | “The pressure will let up later.” (後でホッとひと息つけますよ) |
2.【使い分け】Stop / Ease / Let up 比較表
意味だけでなく「感情的な距離感」も整理しました。
💡 ニュアンスの違い
| Stop | 「ゼロ」になる。事実を伝えるだけ(少し冷たい)。 |
| Ease | 徐々にマシになる。説明的で少し硬い響き。 |
| Let up | 「今は大変だけど、すぐ楽になるよ」という共感。 |

【A】意味&例文:let up
まずは基本的な意味から例文を使って解説します。👤英語音声は米国女性話者です。
■ 基本イメージ
let up =(悪い状況・強さ・圧力が)弱まる/和らぐ
ポイントは❌ 完全に終わる ⭕ ピークを越えて、少し楽になること。
■ 日本語にすると
- 弱まる
- 和らぐ
- ひと段落する(※完全終了ではない)
👉 日本語の「少しマシになります」「峠は越えそうです」にかなり近い感覚です。
■ よくある誤解との違い
- stop 👉 完全に止まる・終了する
- ease 👉 フォーマル/説明的に「和らぐ」
- let up 👉 話し手の体感・安堵感がにじむ(口語・共感寄り)
💡 音声練習のポイント
let up は、相手を安心させるための言葉なので言い方(トーン)が重要です。ぶっきらぼうに言うのではなく、「ふぅ、と一息つくような安堵感」を込めて発音するのがコツです。👆(米国女性)話者のトーンを参考に、ご自分なりに優し言い方を試してみてください。
■ シンプル例文(まずはこの形)
- The snow will let up soon.
(雪は、そのうち弱まります)
- The rain hasn’t let up yet.
(雨は、まだ弱まっていません)
- Things should let up in the afternoon.
(午後には少し楽になるはずです)
■ 接客・案内で使いやすい例文
- It’s pretty busy right now, but it should let up soon.
(今はかなり混んでいますが、もう少しで落ち着くと思います)
- The weather looks rough, but it may let up later.
(天気は荒れていますが、後で和らぐかもしれません)

【B】日常会話例文(共感が生まれる理由)
ここでは、「なぜ let up が 安心させる表現 になるのか」を短い会話で体感します。👥英語音声は米国女性&男性話者です。
① 天候(移動前)
A: The snow is pretty heavy.
(雪、かなり強いですね。)
B: Yeah, but it should let up soon.
(ええ、でもそのうち弱まるはずです。)
👆「今がピークかも」という安心感
② 仕事(繁忙期)
A: Work has been nonstop lately.
(最近、仕事が全然止まらなくて。)
B: I know… hopefully things will let up soon.
(分かります…そろそろ落ち着くといいですね。)
👆 一緒に耐えている感覚

③ 体調・疲労
A: My headache hasn’t gone away.
(頭痛がまだ続いています。)
B: Give it some time—it should let up.
(少ししたら和らぐと思いますよ。)
👆断定しない、やさしい希望
④ 行列・混雑
A: This line is long.
(行列、長いですね。)
B: It is, but it usually lets up after noon.
(そうですね、でも昼過ぎには短くなります。)
👆現地を知っている人の一言

⑤ プレッシャー・緊張
A: I’m nervous about speaking English all day.
(英語を一日中使うのが緊張します。)
B: That feeling will let up once you get started.
(始めてしまえば、その緊張は和らぎますよ。)
👆 感情の変化に寄り添う
【C】訪日外国人へのご案内フレーズ例
ここでは、外国人ゲストの不安・疲労・ストレスを下げる一言としてlet up を使う例をご紹介します。👥英語音声は4か国話者です。最後に習得用の5文連続音声ありますので、必要に合わせてご活用ください。
① 予定変更を迷うゲストへ:悪天候の予測
- The snow is strong now, but it should let up soon.
(今は雪が強いですが、まもなく弱まると思います)
② 人混みに疲れたゲストへ:混雑解消の見通し
- It’s crowded at the moment, but it usually lets up later.
(今は混んでいますが、後で落ち着きます)

③ 上り坂の先を心配するゲストへ:まもなく平坦に
- The walk is tough at first, but it lets up halfway.
(最初は大変ですが、途中から楽になります)
④ 正座に苦戦するゲストへ:身体の痛みの緩和
- The posture may feel uncomfortable, but it will let up.
(姿勢は最初きついですが、だんだん楽になります)

⑤ 茶道体験に緊張するゲストへ・一口でリラックス
- The nervous feeling usually lets up after the first sip of tea.
(一口お茶を召し上がれば、緊張もふっと解けますよ。)
👥5文連続英語音声
順序は逆に置いています。通常速度版と同時通訳用85%低速版の2種あります。

(まとめ)
let up は、単なる「弱まる」ではなく、
👉 「今が一番きついけど、ずっとは続かない」
👉 「あなたのしんどさ、分かっています」
という 共感メッセージ を含んだ表現です。
観光・接客・ビジネスの現場では、事実説明よりも、安心感の共有 が求められる場面が多くあります。そんなとき、“It will let up.”この一言が、相手の表情をふっと緩めてくれます。
御礼&後書き
🔶最後までご覧いただき、誠にありがとうございました! 本ブログに関するご意見やご要望がございましたら、メニューの📧Assistance & Services📞よりお気軽にお声がけください。Gold🔶
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