本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。
今回は武家屋敷跡で有名な金沢の《野村家》をテーマにした本編ブログ『刀剣・甲冑を英語で案内|金沢・武家屋敷・野村家で笑いも取れる通訳ガイド解説術』の《2.2 鬼川文庫 : Q2.書簡A(letters:A):これはどんな感謝状なのですか?》のA級者用(日→英の対応が必要な方)向け演習ツールです。
👉ショートカット&リンクについて!①最初に音声で学習されたい方はそのままお進みください。➁最初に原文を確認されたい方は【原文:日英】へ➂本編ブログを参照されたい方は『刀剣・甲冑を英語で案内|金沢・武家屋敷・野村家で笑いも取れる通訳ガイド解説術』の解説を読むへ。➃音声ツールの概要を参照されたい方は『演習ツール』まで!
2.2 鬼川文庫
Q2.書簡A(letters:A):これはどんな感謝状なのですか?
“What kind of thank-you letter is this?”
本編ブログの通り、朝倉義景の感謝状をネタにした演習ツール版です。日本語については口頭演習しやすいよう、不自然にならない範囲で日英の語順を合わせて対訳式に編集しています。
Dツール:”日⇒英”演習簡易ツール
D1:日英確認用:『日本語』”英語”対訳
👉文単位で日本語の後に英訳が續きますので、内容の確認ができます。
D2:口頭即訳用:『日本語』のみ(ポーズ間に英訳)
👉各日本語文の後はポーズになっていますので、その間に英訳できます。
D3:リピーティング用:”英語”のみ(ポーズ無し)
👉英語音声のみが(ポーズなく)続きますので復唱ができます。
D4:内容チェック用:”英語”のみ(低速版:or同通演習用)
👉英語音声(ポーズなし)を低速版で復唱or同時通訳の演習ができます。速さはいつも通り、約120wpm(約85%低速版)です。
【原文:日英】
《日本語》
- この手紙が送られたのは、今から四百年以上前、戦国時代の著名な大名から、野村家の初代当主に対してです。この野村家の始祖は、この大名の家臣として当時さまざまな合戦に参加していたようです。
- この短い文面の中で大名が述べているのは、ある戦で敵将の首級を持ち帰ったことに対する驚きと感謝の気持ちです。
- 驚くべきことに、この手紙の一行だけで当時の武士道の価値観や慣習が鮮明に伝わってきます。
- 特に海外からのお客様は、読んだ時に面白そうに反応したり、時には素晴らしい苦笑いを浮かべたりすることが多いので、私たちガイドもよく紹介しています。
- とはいえ、あまり細かい説明を付け加えることはしていません。やはり「首」に関する話題は、観光中の軽い会話としては必ずしも理想的とは言えないからです。
- 首は文字通り、身体の大切な部位で人の命に直結します。そのため日本語でも英語でも「地位」「死」「責任」などを象徴する言葉として頻繁に出てきます。
- しかし、私が過度な説明を避ける本当の理由は単純です。野村家はこの手紙を数百年以上にわたって大切に守り伝えてきました。
- それがその意味を語っているからです。これは、初代当主の武勇と武士としての精神性を示す、まぎれもない証拠です。一枚の紙に書かれたたった一行が、この家の価値を形づくっているのです。
- ですから、改めて心からの敬意を表したいと思います。大名が記したあの言葉のとおり――「首を持参されたこと、大変うれしく思っています。」
- そして今日の私たちガイドも……それをご持参いただいてうれしく思っております、と。

《英語》
- This letter was sent over four hundred years ago by a famous Sengoku‑period daimyo to the first head of the Nomura family. The ancestor of the Nomura household apparently fought in several battles as a subordinate of this warlord.
- In this brief message, the daimyo expresses both astonishment and gratitude for the fact that the Nomura ancestor brought back the head of an enemy commander from a particular battle.
- Remarkably, just a single line in this letter vividly conveys the values and customs of samurai life at the time.
- Overseas visitors, in particular, often react with great interest—or with a wonderfully wry smile—when they read it, so we guides tend to share it often.
- That said, I usually refrain from adding too many extra explanations. After all, topics involving the neck are not always ideal for light sightseeing conversation.
- The neck is, quite literally, a vital part of the human body, directly tied to life itself. Because of that, in both Japanese and English, it often appears as a symbolic expression for “social status,” “death,” or “responsibility.”
- But the real reason I avoid over‑explaining is simple: the Nomura family has preserved this letter with great care for centuries.
- That alone speaks for itself. It is a genuine piece of evidence of their ancestor’s martial skill and samurai spirit. A single line on a single sheet of paper is part of what gives this house its unique value.
- So once again, I would like to express my heartfelt gratitude. As the daimyo himself wrote:“We are very happy that you brought us his head.”
- And even today, well… we guides are still very happy that he brought it too.
御礼🔶後書き
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