本ブログは観光業、企業接待、留学生対応等で英語案内が必要ながら、多忙で準備に時間をかけられない方々の為にすぐに使える情報を分かりやすく解説しています。
今回のテーマは、着物からコスプレまで「何かを身につける時」に欠かせない必須6表現👇です。
フォーマルからカジュアルまで幅広い場面で使われ、訪日外国人のご案内だけでなく日常会話や職場でも役立ちます。その違いを理解し、自然に使い分けることで、ネイティブとの共感力やガイド力もさらに高められます。
- Wear = 既に身につけている状態
- Put on = 何かを身につける動作
- Slip on / Throw on = カジュアル/素早く身につける
- Don = フォーマル/文学的に装う
- Dress in = 姿全体を表す
- Have on = “wear”のカジュアル日常用語
《お勧めのご利用法》本記事はボリュームがありますので、目次から目的に合わせてピンポイントで活用も可能です。
✋ 各用語の違いをチェックしたい方は → 【A】各表現の意味&例文へ。
✊ 日常会話での使い方を知りたい方は → 【B】日常生活例文(Private & Business)へ。
👆 インバウンドで外国人をご案内する際に役立てたい方は → 【C】訪日外国人ご案内例文へ。
【A】各表現の意味&違い
まずは今回フレーズの夫々の意味と違いをご紹介します。
1. Wear = 既に身につけている状態
Definition: 👉 衣類やアクセサリーを身につけている状態を表します。
Difference: 👉 「put on」と違い、着る動作ではなく、着ている結果(状態)を表します。
Common items: 👉 服、靴、眼鏡、帽子、アクセサリー、化粧、香水、制服。
Examples:
- “She is wearing a blue dress.”
彼女は青いドレスを着ています。
- “He wears glasses every day.”
彼は毎日眼鏡をかけています。
- “Are you wearing perfume today?”
今日は香水をつけていますか?
2. Put on = 何かを身につける動作
Definition: 👉 身につけ始める動作を表します。
Difference: 👉 結果を表す「wear」と違い、「put on」はその瞬間の行為に焦点を当てます。
Common items: 👉 服、靴、帽子、眼鏡、アクセサリー、化粧、手袋、香水。
Examples:
- “He put on his jacket before going outside.”
彼は外に出る前にジャケットを着ました。
- “She put on some lipstick.”
彼女は口紅を塗りました。
- “Please put on your shoes.”
靴を履いてください。
3. Slip on / Throw on= カジュアル/素早く身につける
Definition: 👉 さっと(quickly)または気軽に(casually)身につける時に使われます。
Difference: 👉 「put on」よりカジュアルで、手軽さや急いでいる感じを含みます。
Common items: 👉 靴、サンダル、ジャケット、セーター、Tシャツ。
Examples:
- “I just slipped on my sneakers.”
私はスニーカーをさっと履きました。
- “She threw on a sweater before leaving.”
彼女は出かける前にセーターをぱっと羽織りました。
- “He slipped on his coat and went out the door.”
彼はコートをさっと着て外に出ました。
4. Don= フォーマル/文学的に装う
Definition: 👉 「put on(着る)」を表すフォーマルまたは古風な言い方です。
Difference: 👉 厳粛・文学的・儀式的な響きがあり、日常会話では使いません。
Common items: 👉 衣装、制服、儀式用の服、鎧、伝統衣装。
Examples:
- “The actor donned a samurai costume for the play.”
その俳優は芝居のために侍の衣装を身につけました。
- “He donned his armor before battle.”
彼は戦いの前に鎧を着ました。
- “She donned a white coat at the hospital.”
彼女は病院で白衣を着ました。
5. Dress in= 何かを身につけている姿全体
Definition: 👉 特定のスタイル・色・種類の服を着ている時に使います。
Difference: 👉 個別のアイテムではなく、全体的な外見やスタイルを強調します。
Common items: 👉 色(黒い服など)、衣装、制服、フォーマルウェア。
Examples:
- “She was dressed in red.”
彼女は赤い服を着ていました。
- “The children were dressed in traditional festival clothes.”
子どもたちは伝統的な祭りの衣装を着ていました。
- “He was dressed in a business suit.”
彼はビジネススーツを着ていました。
6. Have on= “wear”のカジュアル日常用語
Definition: 👉 「wear」と同じ意味ですが、よりくだけた日常会話で使います。
Difference: 👉 「wear」より口語的(conversational)で、特にアメリカ英語でよく使われます。
Common items: 👉 日常会話での服やアクセサリー全般。
Examples:
- “What do you have on today?” (= What are you wearing?)
今日は何を着ていますか?
- “He had on a pair of old jeans.”
彼は古いジーンズを履いていました。
- “She has on a big smile and a summer dress.”
彼女は大きな笑顔と夏のドレスを身につけています。
【B】 日常生活例文(Private&Business)
ここでは日常生活(私的&職場)で使われる会話例文で夫々の違いをチェックできます。
1. Wear – (Friends)
A: “I like the jacket you’re wearing. Where did you buy it?”
B: “Thanks! I wear it almost every day in winter.”
A: 「そのジャケットいいね。どこで買ったの?」
B: 「ありがとう!冬はほとんど毎日着てるんだ。」
2. Put on – (Mother & Child)
Mom: “It’s cold outside. Put on your coat.”
Child: “Okay, Mom.”
母: 「外は寒いよ。コートを着なさい。」
子: 「わかった、お母さん。」
3. Slip on / Throw on – (Roommates)
A: “We’re late! Just slip on your shoes.”
B: “Okay, I’ll throw on a hoodie too.”
A: 「遅刻するよ!靴をさっと履いて。」
B: 「わかった。パーカーもぱっと羽織るね。」
4. Don – (Boss & Employee, formal context)
Boss: “For tonight’s ceremony, please don your formal uniform.”
Employee: “Understood, sir.”
上司: 「今夜の式典では、正装の制服を着用してください。」
部下: 「承知しました。」
5. Dress in – (Couple)
A: “Wow, you’re dressed in all black today. Any reason?”
B: “No special reason. I just like the look.”
A: 「おお、今日は全身黒でコーデしてるね。何か理由あるの?」
B: 「特にないよ。見た目が好きなだけ。」
6. Have on – (Clerk & Customer, casual)
Clerk: “I love the sneakers you have on. Are they new?”
Customer: “Yes, I just bought them yesterday.”
店員: 「そのスニーカー素敵ですね。今履いてるの、新品ですか?」
客: 「はい、昨日買ったばかりなんです。」
C: 訪日外国人ご案内例文
ここでは、インバウンドへのご説明例文で今回用語の再チェックできます。今回はご案内先で何かを身につけるトピックをご説明するイメージで纏めてみました。
1. Wear:観光地の夏祭りで
“In this festival, many people wear yukata, which are light cotton kimonos for summer.”
「この祭りでは、多くの人が浴衣を着ています。浴衣は夏用の軽い木綿の着物です。」
2. Put on:茶道教室で
“Before entering the tea room, guests usually put on white tabi socks as a sign of cleanliness.”
「茶室に入る前に、客は清浄の印として白い足袋を履きます。」
3. Slip on / Throw on:宿泊先の旅館で
“At hot spring resorts, visitors can easily slip on a yukata provided by the inn.”
「温泉旅館では、宿から用意された浴衣を気軽に羽織ることができます。」
4. Don:着物の着付け教室で
“For formal occasions, women often don a Kaga Yuzen kimono, famous for its delicate hand-painted designs.”
「正式な場では、女性が加賀友禅の着物を身につけることがあります。加賀友禅は繊細な手描き模様で有名です。」
5. Dress in:秋葉原の歩行者天国で
“During cosplay events in Akihabara, many fans are dressed in costumes of their favorite anime characters.”
「秋葉原のコスプレイベントでは、多くのファンが好きなアニメキャラクターの衣装を着ています。」
6. Have on:国宝のお城イベントで
“Many younger tourists love having on ninja costumes and taking photos around historic castles.”
「多くの若者の観光客は忍者衣装を着て、歴史ある城の周りで写真を撮るのが大好きです。」
御礼🔶後書き
お忙しい中、今回も最後までご覧いただき大変ありがとうございました。今回テーマ含め今後も定期的にブラッシュアップして参りますので、引き続きご参照のほど宜しくお願い致しますGold🔶R70921.v4b.4b.1a/+

