「The police is…」って言っちゃってない? ネイティブが一瞬引っかかる「主語と動詞」のズレ😬🚨

日本人の話し方ウォッチャー&ガイド
モモ です。
みなさん、英語で「警察が捜査しています」と言うとき、どちらの動詞を使いますか?
「警察は1つの組織(単数)だから…… The police is investigating. かな?🤔」
……実はこれ、ネイティブが聞くと一瞬「えっ?」と首をかしげてしまう、文法的にかなり不自然な表現なんです。
相手によっては、まるで “She go to school.”(三人称単数のSが抜けている)を聞いたときと同じような、はっきりとした「耳障りさ・不快感」を覚えてしまうことも……!
今回は、こうした「主語と動詞のズレ」が起こりやすい名詞を、整理してわかりやすくご説明します。
👇 じっくり学びたい方は、下記からお好みでどうぞ!
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| タイプ | 対象となる主な単語 | ポイント |
|---|---|---|
| 🚨 A-1 | police / clergy など | 形に -s がなくても、基本的に複数扱い |
| ⚠️ A-2 | team / committee / family / staff など | 単数・複数の両方があり得る。文脈や英語圏による違いにも注意 |
| 👤 A-3 | police officer / staff member など | 「1人」を表したいときは、個人を表す名詞にする |
- 【A】主語のタイプ別・英語の単複メカニズム徹底解説
- 【B】日常会話での使い分け
- ① カテゴリ1:複数扱いが基本の名詞を誤用するケース(police)
- ② カテゴリ2:集合名詞の単数・複数の揺れ(team)
- ③ カテゴリ3:集合名詞の単数・複数の揺れ(family)
- ④ カテゴリ4:集合名詞の代表(staff)
- ⑤ カテゴリ5:委員会・チームの構成員(committee)
- ⑥ カテゴリ6:経営層を表す集合名詞(management)
- ⑦ カテゴリ7:1人の人を表すときの言い換え(a staff member)
- ⑧ カテゴリ8:警察官1人の言い換え(a police officer)
- ⑨ カテゴリ9:侍(samurai)の単複同形と特殊ケース
- ⑩ カテゴリ10:police / police department / police officer の整理(最終まとめ)
- 【C】インバウンド案内例文
【A】主語のタイプ別・英語の単複メカニズム徹底解説
ここからは、主語と動詞の組み合わせで迷いやすい名詞を、3つのタイプに分けて整理します。
ポイントは、「人の集まりだから複数」と一括りにするのではなく、その名詞が英語でどのような文法的性質を持っているかを見ることです。👤英語音声は米国話者です。
🚨【A-1】複数扱いが基本の名詞
Definition👉単数形のように見えても(末尾に -s がついていなくても)、標準的な英語では基本的に複数として扱う名詞があります。代表的なのが police です。🍑 ここは、ネイティブが特に敏感に反応するポイントなので、この記事の中でも最重要パートです。
なぜ S がないのに「複数(are)」なのか?
the police は、「1つの行政組織(箱)」というより、基本的に警察官・警察という集団(人々)を指す表現として使われます。
そのため、
The police are investigating.
のように、複数扱いになります。
「警察組織」という1つの組織・機関そのものを単数として表したい場合は、別の名詞を使うことができます。
The police department is...
The police force is...
のように、department / force を主語にすれば、単数扱いになります。
典型的な「複数扱い」の名詞(単数形に見えて複数を受ける例)
the police(警察・警察官たち) :The police are investigating the crime.(警察がその犯罪を捜査しています)
the military(軍隊・軍の人々): The military are responding to the emergency.(軍が緊急事態に対応しています) ※英米差あり:米では単数扱いも見られます
the clergy(聖職者・聖職者たち) :The clergy are preparing for the ceremony.(聖職者たちが儀式の準備をしています)
cattle(牛・畜牛たち) :The cattle are grazing in the field.(牛たちが草を食べています)
👉 モモのまとめアドバイス:
まずは一番使う The police are… をセットで覚えておくと安心です🍑 「見た目が単数でも複数扱いになる名詞がある」という感覚がつくと、 主語と動詞の組み合わせが一気にラクになります。
⚠️【A-2】単数・複数の両方があり得る「集合名詞」
Definition👉team / committee / family / staff などのように、複数の人をひとまとめにして表す名詞には、単数扱い・複数扱いの両方が見られるものがあります。
ここが英語の面白いところであり、学習者が迷いやすいポイントです。🍑 英米差や文脈によって解釈が揺れることがあるので、ネイティブ同士でも一瞬「どっち?」と迷うことがあります。間違えない様に丁寧に整理していきましょう。
「箱📦」vs「中の人々👥」で考える
集合名詞では、ざっくり、
- 📦 1つのまとまり・組織として見る → 単数扱い
- 👥 構成員それぞれに意識が向く → 複数扱い
というイメージで理解すると便利です。
ただし、これは絶対的な文法ルールではありません。
特に British English と American English では、集合名詞の単数・複数の扱いに違いが見られます。
代表的な集合名詞
| 名詞 | 単数扱い(📦 1つのまとまり) | 複数扱い(👥 構成員) |
|---|---|---|
| the management | The management is considering a new policy. | The management are divided on this issue. |
| the team | Our team is winning the game. | The team are wearing their new uniforms. |
| the committee | The committee has made a decision. | The committee have different opinions. |
| the public | The public is watching the case closely. | The public are asking for more details. |
| the family | My family is moving to Osaka. | My family are all wearing yukata today. |
👉 モモのまとめアドバイス:
集合名詞を見たら、
「これは絶対に is? 絶対に are?」
と考えるのではなく、
「この名詞は、単数・複数のどちらで使われる可能性がある?」
と考えるのがコツです🍑
👤【A-3】「1人」を表したいときは、別の名詞を使う
Definition👉police や staff のように、人の集団を表す名詞を使っているとき、その中の1人を指したい場合があります。
そのときは、個人を表す別の名詞に言い換えます。🍑 ここは日本語との感覚差が大きく、学習者が必ず一度つまずくポイントなので、ゆっくり整理していきましょう。
なぜ a police や a staff と言えないのか?
police や、通常この意味で使う staff は、「1人の人物」を表す名詞ではありません。
そのため、
| 言いたいこと | ❌ 不自然な表現 | ⭕ 正しい表現 |
|---|---|---|
| 1人の警察官 | I saw a police. | I saw a police officer. |
| 1人のスタッフ | He is a staff. | He is a staff member. |
🌸 日本文化で注意したい samurai
samurai は、集合名詞ではなく、単複同形の可算名詞です。
- a samurai → 1人の侍
- two samurai → 2人の侍
- the samurai → 侍たち/侍階級全体
👉 モモのまとめアドバイス:
「人の集まり」を表す英単語が出てきたら、すぐに「複数だから are」と考えるだけでは不十分。
① そもそも複数扱いが基本なのか?
② 集合名詞として単数・複数の両方があるのか?
③ 1人を表すなら別の名詞が必要なのか?
この3つを意識すると、主語と動詞の組み合わせがかなり整理しやすくなります。
【B】日常会話での使い分け
ここでは、オフィスや日常シーンで特に迷いやすいポイントを、
リアルな会話(A話者の誤用をB話者が自然に指導するパターン)を通して整理しましょう。🍑「主語の形」や「単数・複数の扱い」に注目してみてください。👥英語音声は米国話者です。
① カテゴリ1:複数扱いが基本の名詞を誤用するケース(police)
A: “The police is investigating the case.”
B: “Almost! We say The police are. Police looks singular, but it’s treated as plural.”
和訳: A: 「警察が事件を捜査してるから The police is だよね?」
B: 「惜しい!police は見た目は単数だけど、文法上は複数扱いだから are だよ。」
👆ポイント:
- police=複数扱いが基本
- 「警察組織(箱)」として単数で言いたいなら police department / police force
② カテゴリ2:集合名詞の単数・複数の揺れ(team)
A: “Our team are winning the game!”
B: “Team can be singular or plural. Team are is common in British English, while Team is is more common in American English.”
和訳: A: 「うちのチーム、勝ってるよ!だから team are でしょ?」
B: 「team は単数でも複数でも使われるよ。イギリス英語では team are がよく使われて、アメリカ英語では team is が自然なんだ。」
👆ポイント:
- 集合名詞は単数・複数どちらもあり得る
- 「人を意識したら are」という機械的ルールではない
- 英米差+文脈で揺れる
③ カテゴリ3:集合名詞の単数・複数の揺れ(family)
A: “My family are moving to Osaka next month.”
B: “That works! But if you see the family as one unit, My family is moving also sounds natural.”
和訳: A: 「家族は来月大阪に引っ越すから family are だよね?」
B: 「それでもOK!でも家族を“ひとまとまり”として捉えるなら family is も自然だよ。」
👆ポイント:
- family は単数・複数どちらもあり得る集合名詞
- 「引っ越し=is」ではなく、家族をどう捉えるかで is / are が変わる
④ カテゴリ4:集合名詞の代表(staff)
A: “The staff is very friendly at this hotel.”
B: “That’s fine. But many people say The staff are when they’re thinking of the individual workers.”
和訳: A: 「このホテルのスタッフはすごく親切だから The staff is でいい?」
B: 「間違いじゃないよ!ただ、スタッフ1人ひとりを思い浮かべるなら The staff are と言う人も多いね。」
👆ポイント:
- staff は集合名詞(単複どちらも)
- police と違って “常に複数扱い” ではない
- 記事の重要ポイント:police と staff の違いを体感する
⑤ カテゴリ5:委員会・チームの構成員(committee)
A: “The committee have different opinions.”
B: “That’s natural in British English. In American English, The committee has is more common.”
和訳: A: 「委員会の人たちは意見が割れてるから committee have でしょ?」
B: 「イギリス英語なら自然だね。アメリカ英語では committee has がよく使われるよ。」
👆ポイント:
- committee=集合名詞
- 英米差が大きい
- 「箱📦」として見るか「人々👥」として見るかで揺れる
⑥ カテゴリ6:経営層を表す集合名詞(management)
A: “The management are deciding on the new policy.”
B: “If you mean the group as an organization, The management is is more common in business.”
和訳: A: 「経営陣が新しい方針を決めてるから management are で合ってる?」
B: 「経営陣という“組織体”として言うなら、ビジネスでは management is の方がよく使われるよ。」
👆ポイント:
- management=集合名詞
- ビジネスでは「組織」として単数扱いが好まれる
⑦ カテゴリ7:1人の人を表すときの言い換え(a staff member)
A: “He is a staff of this restaurant.”
B: “We usually don’t say a staff. You can say a staff member or He works here.”
和訳: A: 「彼はこのレストランのスタッフだから He is a staff で通じる?」
B: 「実は a staff とは言わないんだ。a staff member と言うか、シンプルに He works here. が自然だよ。」
👆ポイント:
- staff は集団名詞なので a staff(1人)とは言えない
- 1人なら a staff member
⑧ カテゴリ8:警察官1人の言い換え(a police officer)
A: “I saw a police near the station.”
B: “We say a police officer. Police itself means the whole group.”
和訳: A: 「駅の近くで a police を見たよ。」
B: 「police は“警察全体”だから、1人なら a police officer だよ。」
👆ポイント:
- police=集団
- 1人なら a police officer
⑨ カテゴリ9:侍(samurai)の単複同形と特殊ケース
A: “The samurai was powerful in history, right?”
B: “If you mean one person, yes. But if you mean the samurai as a whole class, say The samurai were. Also remember: a samurai / two samurai.”
和訳: A: 「歴史上、侍は強かったから The samurai was… でいい?」
B: 「1人の侍なら was でOK!でも侍という『階級全体』なら The samurai were. だよ。あと、単複同形だから a samurai / two samurai も覚えておくと便利。」
👆ポイント:
- samurai=単複同形の可算名詞(特殊ケース)
- a samurai / two samurai
- The samurai were=階級全体(複数扱い)
⑩ カテゴリ10:police / police department / police officer の整理(最終まとめ)
A: “I always mix up police, police department, and police officer.”
B: “Just ask yourself: What exactly are you referring to?”
和訳: A: 「私はいつも『警察』『警察署』『警察官』を混同してしまうんです。」
B: 「『具体的に何を指しているのか』と自問してみてください。」
A: “The group of officers?(警察官の集まり?)” ── B: “Then use Police are.”
A: “The organization?(組織そのもの?)” ── B: “Then use The police department is.”
A: “One officer?(1人の警察官?)” ── B: “Then use A police officer is.”
👆ポイント:
- Police are=複数扱いの集団
- The police department is=組織(単数)
- A police officer is=1人(単数)
【C】インバウンド案内例文
ここでは、実際のインバウンド案内で遭遇しやすい samurai / police / staffの3語に絞って、Aで学んだ「主語のタイプ」を実際の観光現場で確認してみましょう。
城郭や武家屋敷では samurai、観光地や祭りでは police、駅・空港・観光施設などでは staff が登場します。
どれも「人の集まり」に関係する言葉ですが、英語での文法的な扱いは同じではありません。
C-1:Samurai(単複同形)@城郭・武家屋敷・歴史スポット
samuraiは、単数・複数で形が変わらない名詞です。そのため、
a samurai → 1人の侍
two samurai→ 2人の侍
the samurai→ 侍たち/侍階級全体など
のように使えます。
※複数形として samurais が使われる例もありますが、通常は samurai のまま使われます。🎧例文は米国話者です👇
✔ 歴史上の侍階級について
The samurai were a warrior class in Japanese history.
(侍は日本史における武士階級でした。)
ここでは the samurai が、歴史上の侍という集団・階級を指しているので、動詞は were です。
✔ 1人の侍について
A samurai is depicted in this painting.
(この絵には一人の侍が描かれています。)
ここでは a samurai なので、単数扱いです。
✔ 複数の侍について
Two samurai are standing at the gate.
(2人の侍が門のところに立っています。)
two samurai と複数になっても、名詞の形は変わりません。
✔ 映画の侍たちについて
The samurai in the movie are fictional.
(その映画に登場する侍たちは創作です。)
ここでは映画に登場する「複数の侍」を指しているため、are です。
🍑 なぜ samurai に “‑s” がつかないの?
実は、日本語から英語に入った言葉(外来語)は、単数でも複数でも形が変わらない「単複同形」になることが多いという特徴があります。
日本語には「サムライズ」「エンズ」のような語尾変化の複数形がないため、 英語でも 元の日本語の形をそのまま尊重して使う 傾向があるんです。
【日本語由来の単複同形の例】
- one yen / 100 yen (※100 yens とは言いません)
- one ninja / two ninja (※ninjas と言う例もありますが ninja も一般的)
- one tsunami / two tsunami
- one origami / two origami
👆「日本語由来の語は、基本的に S をつけずにそのまま使える」 と覚えておくと、ガイド現場でも自信を持って説明できますよ。
C-2:Police(複数扱いが基本)@観光地・祭り・都市部
観光地や祭りなどで警察官を見かけたとき、the police は基本的に複数扱いです。
そのため、The police are…という形になります。🎧例文は英国話者です👇
✔ 観光地を巡回している警察官
The police are patrolling the area today.
(今日は警察官がこのエリアを巡回しています。)
✔ 祭りで来場者を誘導する警察官
The police are directing visitors during the festival.
(祭りの間、警察官が来場者を誘導しています。)
✔ 観光客に対応する警察官
The police are helping visitors find their way to the station.
(警察官が観光客の駅までの道案内をしています。)
ここでも、the police は複数扱いなので are です。
✔ 「警察」という組織・機関を説明するとき
一方、「警察官たち」ではなく、警察という組織・機関について説明したい場合は、別の名詞を使えます。
The police department is responsible for public safety.
(警察組織は公共の安全を担当しています。)
ここでは主語が the police department なので、単数扱いの isです。
🍑 Policeのポイント
The police are… → 警察官たち・警察
The police department is…→ 警察組織・警察機関
👉 「警察は1つの組織だから is」と考えるのではなく、英語で何を主語にしているかに注目しましょう。
C-3:Staff(集合名詞)@駅・空港・観光施設・交通機関
インバウンドの現場で非常によく登場するのが staffです。ホテルだけでなく、
- 駅のスタッフ
- 空港のスタッフ
- 観光施設のスタッフ
- 美術館・博物館のスタッフ
- 鉄道・バスなど交通機関のスタッフ
など、さまざまな場面で使います。
staff は policeとは違い、単数・複数の両方の扱いが見られる集合名詞です。
そのため、ここでは「必ず are」と覚えないことが大切です。🎧例文はオーストラリア話者です👇
✔ スタッフを1つのまとまりとして見る
The station staff is available to help visitors.
(駅のスタッフが観光客のお手伝いをします。)
「駅のスタッフ」というひとまとまりを指す場合、単数扱いが可能です。
✔ スタッフ一人ひとりに目を向ける
The staff are helping passengers with their luggage.
(スタッフが乗客の荷物を手伝っています。)
ここではスタッフという集団の構成員に焦点が当たる、複数扱いの用法です。
※実際の使い分けには、英米差や文脈、文体による違いがあります。特に American English では、集合名詞を単数扱いする傾向があります。
✔ 「スタッフの1人」と言いたいとき
ここは特に注意したいポイントです。
He is a staff. ❌
He is a staff member. ⭕
✔ 交通機関のスタッフを使った例文
The station staff is helping visitors today. (駅のスタッフが今日は観光客を案内しています。)
👆 staff=「ひとまとまりの組織」として 単数扱い
The staff are assisting passengers with their luggage. (スタッフが乗客の荷物を手伝っています。)
👆 staff=「構成員ひとりひとり」として 複数扱い
A staff member is at the ticket counter now. (スタッフの者が今、切符売り場にいます。)
👆 a staff member=個人名詞(単数)
🌸 Staffのポイント
staff → スタッフという集団
a staff member → スタッフの1人
👉 police と staff は同じではありません。
police → 複数扱いが基本
staff → 単数・複数の両方があり得る
この違いを押さえておきましょう。


