“bloody machine”って「血まみれの機械」? 知っている単語なのにピンとこない英語
こんにちは!サクラです🌸
先日、ABC News(オーストラリアのニュース番組)を聞いていて、こんな表現が出てきました。
We need this bloody machine.
「We need this machine.」なら「この機械が必要です。」ですね。
そして、bloodyも知っています。「血の」「血まみれの」です。
では、this bloody machine は「この血まみれの機械」?
……もちろん違います。
ここでのbloodyは、話者の感情を乗せる強調語として使われています。
「このいまいましい機械」
「この機械が本当に必要なんだよ!」
くらいのニュアンスです。
今回のニュースでは、がん治療に必要な治療装置について話していました。
つまり、機械が「血まみれ」なのではなく、
「この機械が必要なんだってば!」
という気持ちが bloody に乗っていたわけです。
今回は、この「知っている単語なのに、ニュースで聞くとピンとこない」タイプの bloody を中心に、似た用法の語もまとめてご紹介します。
bloody は「血の」だけではない
まず、基本の意味はもちろん、
bloody = 血の、血まみれの
です。
a bloody shirt
「血のついたシャツ」
なら文字どおりですね。
ところが英語では、bloodyが名詞の前に置かれて、話者の感情を強調することがあります。
this bloody machine
that bloody computer
this bloody problem
この場合の bloody は「血の」ではなく、
「いまいましい」「厄介な」「腹立たしい」
といった感情を乗せています。
bloody は「怒り」だけではない
ここは少し注意が必要です。
bloodyが常に「怒り」を表すわけではありません。
It’s bloody expensive.
「ものすごく高い」
のように、単なる強調として使われることも多いです。
| 使い方 | ニュアンス |
|---|---|
| bloody machine | いまいましい機械、厄介な機械 |
| bloody expensive | ものすごく高い(単なる強調) |
| Bloody hell! | なんてこった!/ちくしょう! |
特にイギリス英語・オーストラリア英語ではよく耳にする使い方です。
「忌々しい」を乗せる英語は、bloody だけではない
映画やドラマでは、同じように感情を乗せる語がたくさん出てきます。
this damn machine
「このいまいましい機械」
this stupid machine
「このバカな機械」
さらに、
this freaking machine
this fucking machine
のような強い表現もあります(※学習者は使用を控えるべき語)。
これらはすべて、対象の性質を説明しているのではなく、
「machine に話者の感情をくっつけている」
のです。
普通なら this machine で済むところに、
bloody / damn / stupid / freaking / fucking
などを一語加えることで、
「この機械」
→
「このいまいましい機械」
と、感情が一気に伝わります。
映画やニュースでよく聞く代表例
実際に映画で聞かれた方も多いと思いますが、代表的フレーズです。👥①オーストラリア話者以外は米国話者です。
① bloody
This bloody computer.
「このいまいましいコンピューター。」
イギリス・オーストラリア英語で特に注意したい語。怒りだけでなく、軽い強調にも使われます。
② damn
That damn car.
「あのいまいましい車。」
日本人にもおなじみの damn。対象に「くそっ」という感情を乗せます。
③ damned
This damned computer.
「この忌々しいコンピューター。」
damn と近いですが、やや「忌々しいもの」という扱いが強め。
④ stupid
This stupid machine.
「このおバカな機械。」
汚い言葉ではありませんが、苛立ちは十分伝わります。
⑤ freaking
This freaking computer.
「このとんでもないコンピューター。」
👆fucking より穏当な表現。
It’s freaking expensive.
「めちゃくちゃ高い!」のように単なる強調にも使われます。
⑥ fucking
This fucking machine.
「このクソ機械。」
映画では頻出ですが、非常に強い下品な語。学習者は使用を避けるべき代表格です。
⑦ blasted
That blasted alarm.
「この忌々しいアラームめ。」
やや古風・英国的。意味が取りにくいので、知識として覚えておくと便利です。
Takeaway ― 普通の形容詞とは少し違うフレーズ集
今回は、
a bloody shirt のように「状態を説明する bloody」ではなく、
this bloody machine のように「話者の感情を乗せる bloody」
を中心に、類似語も紹介しました。
強い感情語も含まれるため、学習者が積極的に使う必要はありません。
目的は、
「映画やニュースで聞いたとき、一瞬で意味が取れるようにする」
ことです。
最後に、代表的なフレーズをまとめました。(🌸 bloody のセクションのみ英国話者・オーストラリア話者の音声付です。)
🔴 Bloody ― イギリス・オーストラリア英語連続音声
this bloody machine ― このいまいましい機械
that bloody computer ― あのいまいましいコンピューター
this bloody problem ― この厄介な問題
bloody expensive ― めちゃくちゃ高い
bloody difficult ― ものすごく難しい
🟠 Damn / Damned ― 「くそ・いまいましい」
- this damn machine ― このいまいましい機械
- that damn car ― あのいまいましい車
- this damned computer ― この忌々しいコンピューター
- that damn thing ― あのいまいましいもの
🟡 Stupid / Lousy ― 粗悪さや苛立ちを表す
- this stupid machine ― このバカな機械
- that stupid rule ― あのくだらないルール
- this lousy computer ― この(質が低くて)お粗末なコンピューター
- that lousy service ― あのひどいサービス
🟢 Freaking / Frigging ― 強調+苛立ち
- this freaking machine ― このとんでもない機械
- that freaking computer ― あのとんでもないコンピューター
- freaking expensive ― めちゃくちゃ高い
- frigging problem ― 面倒な問題
⚠️ Fucking ― 映画では頻出。でも使用には要注意
- this fucking machine ― このクソ機械
- that fucking car ― あのクソ車
- this fucking problem ― このひどい問題/この最悪な問題
- fucking expensive ― クソ高い/めちゃくちゃ高い

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